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公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する…
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活…
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2022年6月の記事一覧

写真で振り返る6月のカレー活動:カレー哲学の視点

日本は年々インドに近づいている。もはや俺が手を下すまでもない。気温は40度を自然と超すし、自然とスパイス料理を摂取したくなる。 沖縄へのビリヤニ遠征から始まった6月ももう終わり。今月はマサラ部室にまさかのナチュラルボーン食いしん坊イナダシュスケさんも来訪し、いろんなカレーを作りいろんなカレーを食べました。 撮りっぱなしの写真がたくさんあるので写真付きで振り返ってみます。 沖縄ビリヤニ合宿詳細はnoteに書きますが、ひょんなことから沖縄の東村という村の青年会とつながり、村

世田谷でチェティナードはしごをした日。スリマンガラムA/C:カレー哲学の視点

世田谷にはチェティナードがある。 経堂スリマンガラムモーニングでティファンを食べ、インド映画『グレート・インディアン・キッチン』を観てから、夜はスリマンガラムA/Cでノンベジミールスを食べた徒歩旅行の記録。 チェティナード料理とは最近全世界でレストランが増殖しており、東京でも一種のバズワードと化している「チェティナード料理」であるが、そもそもどのような料理なのだろうか。 南インドタミル・ナードゥ州の「チェティアール」と総称される商業カーストコミュニティの人々は古来より東南ア

カレーZINE Vol.3「カレーと遊び」できました。  #カレーのパースペクティブ

2020年、闇に乗じて突如爆誕したカレー界最大の同人寄書『カレーZINE』ですが、瞬く間にVol.3が出来上がりました。 今回はB6サイズ96ページとなり、Vol.1・Vol.2と比べてかなり分厚いです。ただ、紙は軽くて上質なものを選んでおりエアリーなZINEとなっております。 カレーZINE Vol.3元々はカレーに関する哲学対話をするプロジェクトだった「カレーのパースペクティブ」ですが、コロナ禍と重なったせいで開催が伸び、いつの間にか我々は3冊もZINEを作り上げてい

東京のイドゥリ20皿+α【東京マサラ部活動レポート】

全てのイドゥリに物語がある。 熱くてふわふわのスポンジのようなイドゥリ。程よい酸味が食欲を湧き立てる。蒸しパン好きにはたまらない食べ物だ。 イドゥリとは南インド広域で朝食や軽食として広く食べられているイドゥリ(Idli/idly)はウラドダルと米のペーストから作られる発酵蒸しパンだ。歴史を遡ればそのルーツはインドネシアにある可能性が高い。1000年近く南インドの人々に食べられているという。 その魅力はなんと言っても美味しすぎないこと。というと誤解を招くが、毎日食べられる