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公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する…
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活…
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2022年4月の記事一覧

本能のカレーとガリガリのカレー:カレー哲学の視点(22/03/12〜22/03/18) 

自分はガリガリってほどガリガリじゃないが、ど田舎の選択肢が少ない環境で育ってきたことは自身の物事への屈折した取り組み方やカレーへの嗜好に大きく影響を及ぼしている気がする。高い材料を惜しみなく使う、それができたらそれだけで本能に訴えかけるカレーになる。 ガスタンドールをもらったよ先日、いきなり知らない人からガスタンドールをいただいた。 しかもわざわざ家まで持ってきてくれた。生きているとそういうことがあるんだなあ。 下の方は穴が空いており、ガス台の上にそのまま置いて火をつけ、

生食用トマトと加熱用トマト、どちらがカレー作りに向いているのか?トマト実験Vol.2【カレーのカガク】

カレー作りに欠かせないアイテムであるトマト。世界中で10000を超える品種があり、日本でも240種類ほどが栽培されているという。 前回の実験でホールトマト缶について調査したが、トマトの選択肢はトマト缶以外にもトマトピューレ、トマトペースト、生トマトなどいくつかある。今回は生トマトにおける生食用トマトと加熱用トマトの違いについて比較してみた。 前回の実験↓ 生トマトには調理したときにおいしくなる調理用のトマトと、生でそのまま食べたほうがおいしい生食用トマトがある。日本のス

ラージャスターン料理を作りながらダルマストーブでダルを煮る日々だった:カレー哲学の視点(22/03/05〜22/03/11)

カレーというのは世界の見方を定める一つのレンズであって、ある同じものをカレーと見ることもできるし見ないこともできる。取り外しができない程度に既にターメリックが染みついちゃっているかもしれないけど、日に当てれば褪色するから大丈夫だ。 エネルギーと時間不足を言い訳に週次ニュースレターを更新できていなかったがじゃんじゃん書いていきますのでお付き合いください。 ラージャスターンの粉食文化は砂漠の食だ3月はラージャスターン料理がテーマだった。 ラージャスターン州はインド北西部に位