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公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する…
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活…
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2021年10月の記事一覧

バイヤァ的な生活/カンガルー肉のカレー/気づけばカレーライス的なものばかり食べている:カレー哲学の視点(10/17〜10/23)

文化祭燃え尽き症候群に陥り、ここ1週間ほどスローライフを送っていた。日照時間が短くなるに従い、反比例して眠気の量は増大していきます。 室温に置いてあるココナッツオイルやギーが固まるようになると、作りたくなる料理もだんだん北上してくる。 ココナッツミルクたっぷりのカレーやドライめの料理が多い南インド料理はやはりトロピカルな異国の食べ物なのだ。常夏の気候にあった食べ物であり、個人的には寒い季節にはあまり作らない。どちらかというと今の時期に何も考えずに作りたくなってしまうのはネ

【購読者限定記事】玉ねぎについて考える、玉ねぎ論文の紹介

カレー作りを考える上で、玉ねぎを考えることは避けては通れないことだ。 東京マサラ部メンバーと、月に一度waccaさんのところで「カレーのカガク」と称してカレーにまつわる実験を続けて行っている。 ▼調理科学系の記事はこちらのマガジンへまとめています。 カレーに影響を及ぼす変数は多い。突き詰めて考えていけば、スパイスのことや肉のことなど、終わりが本当に見えないのだ。考えたいトピックはいくらでもあるのだが、まずは基本ということで玉ねぎの実験を立て続けに三回に分けて行った。

一周年イベントおつかれ/東京にインドはできたのか?/今週美味しかったお店:カレー哲学の視点(10/10〜10/16)

一週間あっという間ですね。今週は東京マサラ部室一周年イベントの準備と雑事にずっと追われていました。一年後、どこで何をしているのか。 東京マサラ部室一周年イベント東京にインドを作る、を掲げて去年の10月に立ち上げた東京マサラ部室。今回はマサラ部室で一年を過ごしてきた集大成というか文化祭のようなイベントになったわけですが、たくさんの方に応援していただき、結果としてそれなりの反響もいただくことができました。やりきった感があり、なんだか大変スッキリとした気持ちになれました。 第一

東京マサラ部室一週年イベント!/カレーは祈り/アーンドラ料理レシピ:カレー哲学の視点(21/10/3〜10/9)

マサラ部室一周年イベント、来週10/16もあります東京にインドを作るために始めた東京マサラ部室の活動も10/10で一周年となりました。まだまだ道半ばですが、バナナリーフミールスを会場の全員が勢揃いで食べている様子は完全にインドでした。サンバルサーバーの素振りの成果も存分に発揮されて、おかげさまで左腕が筋肉痛です。疲れ果てて飯を食べる判断力がないまま適当に入った代々木の豚汁定食がおいしかったことだけ覚えています。 9月はずっとアーンドラ料理を作っていたため、成果発表の場を与え

7月、スリランカ料理を作り続けて考えたこと【東京マサラ部レポート】

東京マサラ部室は一ヶ月ごとに家の匂いが変わる。 7月はスリランカ月間として一ヶ月スリランカ料理研究に取り組んでいた。スリランカ料理は手順も簡単ですぐに作れるものが多く、ココナッツオイルとココナッツミルクをほとんどの料理に豊富に使うせいか、お肌がやけにプルプルになった。 この記事は購読者限定記事となります。 ・スリランカ料理に使われる食材の基礎知識がわかります。 ・東京周辺のオススメのスリランカ料理店がわかります。 ・オススメのスリランカ料理のレシピがわかります。 ・東京マ

「カレーと人間のニューノーマル」/ニューノーマルなカレー/マサラ部室一周年:カレー哲学の視点(21/9/26〜10/2)

土日の休みも家から出ずにずーっとビリヤニとカレーを作り続けていて、いつのまにやら世にも奇妙な物語にでも巻き込まれたような気がしています。幸せって一体何ですかね。そんなのは自分で定義しましょう。 では、今週のニュースレターと更新記事です。地球は暑くなったり寒くなったりしていますが自動的に毎日がカレー日和です。 東京マサラ部室1周年記念イベント 10/10で東京マサラ部室が1周年を迎えます。もうこんなことを1年もやっているのか、暇なんじゃないかと驚嘆ですが1年前と比べてインド