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公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する…
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活…
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2021年9月の記事一覧

アーンドラインタビュー/賞味期限のある進研ゼミ/ビリヤニ大澤がよかった:カレー哲学の視点(21/9/19〜9/25)

今日は日曜日だったので玉ねぎを合計4kg以上炒めた。時間の経過とともに段々と色づいていく玉ねぎ炒めを眺めながら、3時間以上色々な話をしていたのが、玉ねぎ炒めは現代の焚き火かもしれないな、なんてことを考えていた。でも、よく考えたらそうでもないよな。 徐々に変化し続ける対象をじっと眺めて、観察し続けることは全く飽きないですね。川の流れとか樹木の葉っぱからの木漏れ日とか。それらはランダムに変化し続けて終わりがないものだけど、玉ねぎ炒めは必ず収束に向かうので有限だもんね。 では、

【購読者限定記事】ビリヤニハウスに行ったときの想い出

あんまり人に言えない話なのでこれは購読者限定にしますです。 神田に新規オープンした「ビリヤニ大澤」に、本当に偶然予約できたので行ってきた。大澤さんはもともと、ビリヤニのもとに人間を募らせるタイプのシェアハウス「ビリヤニハウス」を拠点にビリヤニを作り続けてきたというのは有名な話だ。 言わずもがな、カレーシェアハウス「東京マサラ部室」はこのビリヤニハウスに少なからず影響を受けている。 ビリヤニハウスは2012年から存在するのだが、初めて遊びに行ったときにはそのカオスっぷりに

アーンドラ・ダイニングのパラマタ社長にアーンドラ料理について聞いてみた【東京マサラ部活動レポート】

銀座アーンドラ・ダイニングや御徒町アーンドラ・キッチンなど、アーンドラグループの社長を務められるParamata Saradhiさんに、東京マサラ部としてオンラインインタビューを実施。アーンドラ料理に関してよくある疑問を根堀り葉掘り聞いてきました。 アーンドラ料理の概要はこちらの記事ご参照。 アーンドラ系列の社長、Paramata Saradhiさん。 カキナダ周辺のご出身とのこと。 日本語ペラペラで、軽快に何でも答えてくださいました。 一番好きな料理は奥さんの手料理で、

石臼で イドゥリを作りまくつてゐる/ゴングラという怪しい草を食べた/TRANSIT 53号が濃い:カレー哲学の視点(21/9/12〜9/18)

インドの観光ビザが近々発給開始されるらしい。しかし、すぐにでも旅に出たいという気持ちと、いま行ったところで以前のように何も考えずに旅を楽しめる状況ではないんだろうなという気持ちとがせめぎあっている。もう少し様子見かなあ。もう少しインド料理のリサーチをしながら語学力を磨いて、十分に旅の準備を進めておきたい。 また、この一年ほどのカレーシェアハウスでの暮らしの中で、たとえ一つの場所に留まっていても、お金を使わなくても、ちょっとした工夫や考え方次第で動かない旅はできるのだと改めて

カレーの玉ねぎ炒めに塩を入れることには意味があるのか? 比較実験第二弾@八丁堀wacca【東京マサラ部活動レポート】

wacca さんとの玉ねぎ研究レポート第2弾。 俺はじっちゃんにこう言われて育ったんだ。玉ねぎを炒める時に時短を狙って塩を入れて炒めることがあるが、本当に時短になっているのか?それから、味への影響はどうなのか、って。 その他にも塩もみや冷凍、干し、レンチンなどいくつかの方法が玉ねぎ炒めの時短として提案されているが、炒め時間は本当に短くなっているのだろうか。また、仮に時短になっているにしても味への影響はどうなのだろうか。 今回は6種類の玉ねぎ炒めを比較し、食べ比べてみた。

アーンドラゼミ/ガネーシャ生誕祭SPターリー/アーンドラ料理を作る会:カレー哲学の視点(21/9/5〜9/11)

1週間に一度は新大久保で買い物をしているのですが、わけわからないネパール語しか書いていない野菜とかたくさん売っているし、知らない言葉が飛び交っているし異国気分が味わえるのがめちゃくちゃいいですね。ちょっと歩くだけでいくつもの言語を聞くことができます。ー東京マサラ部室も一年後くらいには新大久保に移転したい...。 ローズファミリーストアでアーンドラ料理に使われる冷凍のゴングラを買ってきたのだが、お店を出て通りを歩いたら真っ白なクルタを着た長髭のムスリムのおじいさんが歩いてきて

大江カレーさんと東京マサラ部室【東京マサラ部活動レポート】

高円寺の大江カレーさんが東京マサラ部室に遊びに来てくれました。3月のゴア月間に引き続き二度目の来印となります。小規模なカレーパーティをやりつつ、カレーについてあることないこと語り合う、久しぶりにゆったりとした時間となりました。 大江カレーさんは、これだけ世でスパイスカレーが全盛の中、シンプルで危うい、カッコいいカレーを作られている方です。いまはお店を休業されているのですが、お手製の素晴らしいカレーをいただいてしまいました。 自分はあのチキンカレーが特に好きで、行くつもりが

アーンドラ・テランガーナゼミを開催【東京マサラ部活動レポート】

B&Bさんイベント告知/マサラ部室住民募集/でかいビリヤニのロマン:カレー哲学の視点(21/8/29〜9/4)

8月は本当にビリヤニばっかり炊いていた。30回ビリヤニを炊くという目標を立てたが、結局17ビリヤニくらい。美味しいし、定期的に作らずにはいられなくなるようなシステマティックな魅力があるのだが、自由さにおいてはカレーにかなわない。やはり自分はビリヤニの人じゃなくてカレーの人だと思い知るのであった。9月からはアーンドラ・テランガーナの料理研究に入ります。もうビリヤニの話はやめる。 「カレー哲学の視点」はカレー活動近況報告を兼ねたニュースレター。 毎週日曜にその週の更新記事やトピ

同じマトンカッチビリヤニを4回炊いた/ビリヤニキャンプ:カレー哲学の視点(21/8/22〜8/28)