マガジンのカバー画像

公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する…
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活…
¥499 / 月
運営しているクリエイター

2021年7月の記事一覧

カレーの玉ねぎを強火で炒める必要はあるのか?比較実験@八丁堀wacca【東京マサラ部活動レポート】

カレーを考えることは玉ねぎを考えることだ、と俺は古くからじっちゃんに言われて育ってきた。特に、飴色玉ねぎを作ることはカレー作りにおいて最重要な課題とされてきた。 実際に飴色玉ねぎの作り方について調べてみると、大きく分けてレシピには二つのパターンが登場する。 両方とも同じ飴色玉ねぎではあるが、同じ脱水量(重量)を目指すにしてもたどり着くまでの時間や工程、温度変化が異なるため当然味わいも異なるはずだ。 では、具体的にどのように異なるのだろうか。八丁堀のカレー屋wacca三浦

ファイアモモの悪口/ポンディシェリに思い馳せる/茨城にあるスリランカ:カレー哲学の視点(21/7/18〜7/24)

日曜日:ファイアモモカレーの季節がやってきたな。 夏到来の嬉しさに、十年来の友人と大塚のネパール料理店に行った。お互いのことをすでに知り尽くしている仲の良い友だちというのはまるでセーブポイントのようだ。しばらく会っていなくても、再会と同時に以前セーブした日時から時が動き始める感覚がある。それに、この十年の間のあらゆる自分も彼の中に保存されていて、そんな昔の自分に会えるという意味でもセーブポイントだと思う。何も変わらないように思えても彼の緩い尿道括約筋は緩む一方だというし自分

6月:タミル料理はたのしい【東京マサラ部活動レポ】

東京マサラ部6月のテーマはタミル料理。 タミル料理の概観について簡単にまとめ、実際に作ってみた料理たちのレポートやその他実施イベントなどに関してもろもろレポートします。 この記事は購読者限定記事となります。 ・タミル料理の概要とサンバル、ラッサム、コロンブのバリエーションについてわかります。 ・東京周辺のオススメのタミル料理店がわかります。 ・オススメのタミル料理のレシピが分かります ・東京マサラ部室の最近の活動状況がわかります。 ★6月の更新記事とタミル関連記事★

このつぶやきはメンバーシップに加入すると読めます

東京マサラ部33: 南インド×フレンチ。ポンディシェリにもビンダルーがあった

東京マサラ部6月のテーマはタミル料理。毎月テーマを変えてインドの州ごとの料理をつくりながら、旅するように暮らしています。 今回は、南インド料理の中でもタミルの地域別の料理にフォーカス。地域別料理などチェティナード料理などは有名ですが、長年フランス植民地だったポンディシェリにも、異国の文化が融合したフュージョン料理・クレオール料理と呼ばれるような面白い料理がいくつかあります。さらに調べていたらゴア料理であるはずのビンダルーがポンディシェリにもあることが判明。え?一体どういうこ

カレー哲学の視点(21/7/11〜7/17)

文章を書くリズムを作るため、何も考えずに毎週日記を書くことにした。主にカレーを食べた記録とカレーを作った記録、カレーについて考えた記録。 推敲も校正もせずに気軽に更新するnoteです。 2021年下半期、既存のコンテンツもちゃんと更新していきます! 最後に購読者限定コンテンツをつけます。 バックナンバー 日曜日雨が強かろうと、サイケデリックなシャツが欲しくて高円寺に行ってしまう日が大人にはある。 ついでにその大人は、後にカレーの予定があろうとなかろうと、近くを通り掛か

カレー哲学の視点(21/7/4〜21/7/10)

文章を書くリズムを作るため、何も考えずに毎週日記を書くことにした。主にカレーを食べた記録とカレーを作った記録、カレーについて考えた記録。 推敲も校正もせずに気軽に更新するnoteです。 2021年下半期、既存のコンテンツもちゃんと更新していきます! 最後に購読者限定コンテンツをつけます。 日曜日久しぶりにゾロアスター教徒のカレーを食べた。ゾロアスター教は世界で最も古い宗教であり、インドに住むゾロアスター教徒はパールシー(ペルシャ人の意味)と呼ばれる。ムンバイにゾロアスター

カレー哲学の視点(21/6/27〜21/7/3)

文章を書くリズムを作るため、何も考えずに毎週日記を書くことにした。主にカレーを食べた記録とカレーを作った記録、カレーについて考えた記録。 推敲も校正もせずに気軽に更新するnoteです。 2021年下半期、既存のコンテンツもちゃんと更新していきます! 最後に購読者限定コンテンツをつけます。 日曜日うさぎのカレーを作った後、例の間借りへ行った。 うさぎは初めて料理したが弾力のあるあっさりとした鶏肉のような感じ。チェティナード風にしたのだが、わりかしなんでもないふうに食べられ