24年J1第10節 柏レイソルVSサガン鳥栖 雑感

スタメン

FW 小屋松 サヴィオ
MF 山田 白井 土屋 島村
DF ジエゴ 古賀 犬飼 川口
GK 松本

サブ
守田 立田 野田 戸嶋 木下 武藤 山本

前節のスタメンから戸嶋と島村を入れ替え。
サブにはルヴァン群馬戦で結果を残した武藤が初のベンチ入り

試合の展開

鳥栖はSBの片上げで後ろ3枚を確保し、GKを積極的に加えてビルドアップ。対してレイソルは少し様子見の雰囲気で試合に入る。鳥栖のプレスはGKまでは激しく来ないのでレイソルは足元から前進しようとするもあまり上手く繋がらない。無難なスタートだったが、14分にセットプレーからマルセロヒアンに上手く合わされあっさり失点。SBのところで合わせる形で、高さのマッチアップ的には関根がいれば先に触れてたかもしれない。その直後にも鳥栖のパス回しを捕まえきれずに裏を取られてヒヤリとするシーンもあり。

失点後はギアが入ったのか、ボランチ2枚が鳥栖の中盤を積極的に前から捕まえにいく。中央経由の前進が難しくなると鳥栖はサイドへのアバウトなパスが増え、レイソルがボールを持つ時間が増える。レイソルの崩しは主にサイドの旋回からポケットへの侵入を狙う形。鳥栖はSBの裏の監視が甘いのでポケットを取り放題だった。

レイソルが攻める展開の中、鳥栖のスローインを跳ね返してショートカウンター。小屋松のフリックからサヴィオが抜け出し、折り返しを島村が詰めてレイソルが同点に追いつく。流れ的には前半に追いつきたかったので良い時間帯のゴールだった。

後半も割と流れは変わらず。逆転を目指すレイソルは63分に木下を投入。ポケット侵入からの折り返しの形を多く作るが、相手に引っ掛かり決定機にはならない。さらに73分、キーマンのサヴィオと島村を同時に交代する思い切った采配。木下と武藤の純正2トップに変更するも、なかなか良いクロスが上がらず時間が過ぎていく。89分、数的優位のカウンターからゴール前のシーンを作るも白井がシュートを選択し枠の外。ひたすら攻めていたレイソルにとっては手痛い引き分けで試合終了となった。

感想

決定機になりそうなシーンは多かったが、実際の決定機はそこまで作れなかった印象。特にFWがサイドに流れる動きから何度も鳥栖のポケット侵入ができていたのにゴールシーン以外はマイナスのクロスがひたすら引っかかっていたのは勿体なかった。もっとニアに入ってきたり、切り替えしてファーにクロスを上げたりといったパターンが増えるといいかなと思った。また、サヴィオと島村がピッチからいなくなるとボールの預けどころが無くなってフリーランの質が下がり、なかなかエリア内に良いボールが入ってこなくなってしまったので、交代のタイミングについては反省の余地があるかもしれない。

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