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pherim
2020年10月11日 08:24
さうしてこの人気のない野原の中で、 わたしたちは蛇のやうなあそびをしやう、 ああ私は私できりきりとお前を可愛がつてやり、 おまへの美しい皮膚の上に、 青い草の汁をぬりつけてやる。 (萩原朔太郎 「愛憐」) 闇を厭い、光を求める。生存本能がそう欲する。闇を恐怖する。真の孤独は光からこそ生じるのに。視野へ見とめたわずかな昏がりを闇と錯覚し、ただひたすらにそれを恐れる。その闇は影であり、