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【検証】Cy Sneedは結局どこで起用すべきなのか

どうもフェグリーです。普段はカブス関連の情報を発信していますが今回は珍しくヤクルト関連のお話をさせていただきます。

さて今回は最近ヤクルトファンの間でそれなりに話題に登るもマウンドには登らないあの投手に関してです、お時間ある方はぜひご覧ください

フェグリー提言、Cy Sneedは○○で起用すべきだ!

ごちゃごちゃ言う前に、私は彼をどう起用するかは(若干ずるいですが)次のように考えています

Cy Sneedは残り20試合までは先発起用、CS狙えそうならそれ以降は中継ぎで起用すべきだ!!!

、、、何言ってんだこいつって思われるかもしれません、確かに彼の先発での成績はこんな感じでして決して褒められたもんじゃありません


皆さんご存じの通り、1巡目は無双と言っていいほどの投球も2巡目からは別人のようにヘロヘロの投球を披露しております

どうしてこうなるかは彼の投球スタイルにも影響があると思います。

①データから分析

●決め球の少なさ
スニードはここまで22奪三振で、そのうち変化球で奪った三振はわずかに4つ。。。
投球の大半が直球ということからもわかるように、直球の良し悪しでほぼすべてが決まるという内容に終始しています。
最後の登板となっている広島戦ではデータが集まったからかその癖はほぼ読まれており、追い込まれたor投手不利カウント後に必ずと言っていいほど投げる直球を狙いすますかのような打者が多く、全く彼の持ち味を発揮できないゲームでした。
こんなん組み立てが悪いじゃないかという意見もあると思いますが、これは配球が悪いというよりそもそも打ち取るに足る球種が直球しかないというのが正しいと思います。だって変化球投げたら制球おぼつかないわ打たれるわで試合にならないですし

●回を追うごとにアバウトになる制球力
さてこんな分かり切ったパターンでなぜ打ち取れていたかというと、序盤はその直球をとんでもなくいいコースに投げれているからです。
序盤は彼の強みを生かす高めの釣り球やアウトローの直球で多く三振を取れています。序盤は。
中盤以降は徐々にコースから外れていき、なお追い込んでからの直球読みで粘られてしまいスタミナ切れ、5回にはもはや制御不可能で四球連発という見慣れた光景へと落ち着いていきます。
実際に彼が出した四死球の内訳は3回まででは平均0.13個(15IPで2個)、4回以降は平均1.63個(8IPで13個。。。)いやいやちょっと想像以上にグロい
これではとてもじゃないですがロングイニングは任せられませんね

じゃあ中継ぎでいいじゃないかと、投球データだけなら自分もそう思います。しかしこれには簡単にYesと言えない裏事情もありまして

②海の向こうの野球事情から分析

最近加入している外国人選手ですが、スターターを期待されて加入した選手が前年までどんな成績でNPBではどうなっているのかまとめました。

レイ MLB:9試合2先発 5.79 NPB:5試合5先発 2.61
アーリン MLB:9試合5先発 8.10 NPB:8試合5先発 2.88
ダーモディ MLB:1試合0先発  NPB:6試合6先発 5.34
ネヴァラスカス MLB:17試合0先発 7.11  NPB:1試合1先発
ロメロ MLB:出場停止     NPB:5試合5先発 5.75

意外とリリーフ型多くね?という印象ですね、レイはずば抜けていい
そして彼らに共通するのは、リリーフなら成功しそうだなということ
実も何も、昨今のMLBでもデータの普及や諸々で確実にスターターが不足しております。MLBで夢破れるスターターの数が少なくなった一方で、ロングリリーフの役割が非常に意味を増してきています。事実スターターがいないからリリーフ投手だけで試合を乗り切るブルペンデーと呼ばれる試合があるくらいです。
というわけで、MLBから生粋のスターターがやってくるのはよっぽどまずい事情がない限り難しいのではという見方をすべきでしょう。
実際昨年MLBで先発実績が豊富な人がヤクルトにも来ましたね?どうなりましたか?はい、もう忘れましょうね
昨今の事情も相まって、色々なリスクを冒してまで日本に来たがる選手も暫くは少なくなりそうです。KBO移籍も人気ですしね。そうするとリリーフ型の投手をスターターに自ら育て上げるしか術はございません
奥川や金久保といった若手スターター、大西や星、吉田といった若手リリーフがそこそこ安定している今だからこそ、スニードに先発としての機会を(二軍で)与えてメッセやマイコラス化を狙うのもありなんじゃないでしょうか!

③なんで中途半端な結論なの?

これら二つのデータから、今現在スターターとしての能力は壊滅的なものの、昨今の事情からしばらくはスターター修行させていいという結論に達しています。しかしそうも言ってられない事情は案外現実的なものになっております。それはヤクルトにCS進出の可能性があるということです。
こういう短期決戦ではどのような投手が好まれるかというと、短いイニングをピシャリと抑えて流れを渡さない投手ですね
それに関してはスニードはうってつけだと考えています。彼がそのピースに上手くはまれば、スニード関係なくロングイニングが投げられないヤクルト投手陣の起用法に幅が持たせられそうですね!
しかし調整期間が必要だと思いますので、残り20試合くらいでぼちぼちリリーフ起用すれば間に合うんじゃないかという算段となっています。

④Sneedがスターターで生きるために必要なこと


最後に未だにスターターへの希望を捨てきれない私から、彼が今後何を磨くべきか簡単に書き連ねようと思います。
対左に有用な変化球を磨いてほしいです
●直球以外の変化球を一つでもいいから精度を高めてほしい、特にチェンジアップで高めフォーシームを活かしつつ数少ない対左の軸としたい
●とにかく不利になっても適当にフォーシームを投げ込まないでほしいです

これくらいですね、しかしシーズン前にもチェンジアップがカギとなるとお話されていた方がいらしたと思いますが、やはりというべきか。。。

最後に

いかがだったでしょう。確かにメッセみたいに化けるのを待つのもいいねとか、海外事情なんか知らねぇからさっさとリリーフにしろよとか色々な意見があると思います。
あまりデータとして扱われて無さそうな見地から語ってみたかったので、皆さんの自由な考察の一助になればこの上なく幸せです。
またどこかでヤクルト関係の記事を上げたいと思います。勝手ながら宣伝ですが、私が彼是5年以上応援しています、カラシティーやバーネットがかつて所属していたシカゴ・カブスも宜しくお願いいたします。

ではでは