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フェグラジ vol.1 オスーナの打球傾向を語りたい

どうもフェグリーです。
前回のnoteを読んでいただきましてありがとうございます。
まだの方はそちらをまずは読んでいただいた方が本稿楽しめると思います!


このタイトルが付く記事は、ツイートでは少ないものの記事というほどおおそれたものではないことを淡々と書くだけのコラムのような立ち位置にしようと考えています。

前の記事とは少し切り取り方を変えましてオスーナについてホークアイとStatcastから見ていきたいと思います。
あくまでも一部の指標のみの分析なので、打撃の根本部分には踏み込めていないことはご了承ください。

①今季のオスーナの打球傾向
②類似系統の選手の特徴
③オスーナは来季どうする?

①今季のオスーナの打球傾向

前の記事の焼き直しにはなりますが、彼の打球傾向は一目見ただけではそこまで悪いように思えないですね。
ハードヒット率もそこそこ、打球角度も極端に低いわけでもなく、打球速度もNPBレベルでは平均以上
しかし成績はさほど圧倒的なものは残せておらず、終盤には7番に降格してしまいました。
ではこの打球傾向では成績が残しにくいのか?と考えまして本当ならNPB内で比較してみたかったのですが似た系統がいなかったので少し見当違いかもしれませんがMLBのプレイヤーたちと比較してみました。

②類似系統の選手の特徴

以下のサイトを弄って色々見てみます

1)打球角度が近い選手
オスーナの打球角度が13.3なので、今回は12.8~13.8の選手11人について見てみます。

この中にはMLB候補のタティスJr.、ブライスハーパーなどのそうそうたるメンバーがいるものの、平均打球速度が149~150キロと全く参考になりません。
馴染みのある選手では、グリエルがほぼ同じ打球角度ですが、やはり打球速度が3キロ近く早くハードヒットも5%近く多いからか低いバレル率にも関わらず.319の好成績を残しています。
その他の選手も打球速度が軒並み速く、好成績を残しています。

2)打球速度が近い選手
オスーナの打球速度が142.1キロ≒88.3マイルなので、87.8~88.8マイルの選手18人を見てみます。
面白いのがオスーナとほぼ同じような打撃傾向で角度が11と彼より低いタイ・フランス(アメリカ人)が、打率.291、OPS.812も残しています。
これは四球数が20近くも離れているのとスィートスポットが高いのが原因です。近いタイプで四球を選べないアンドラスはOPS.616と燦燦たる成績。来季はどこまで四球攻めに対し我慢できるかにかかってそうですね。
この打球速度帯の選手は全然バレル率が良くない中、一人輝いているのは元シカゴのスーパースター、クリス・ブライアント。打球速度はよくないものの、角度の付け方がよく長打を量産しています。オスーナはブライアントとフランスの中間値に属していそうです。

3)ハードヒット率が近い選手
オスーナのハードヒット率が38.8なので、38.3~39.3の7選手をみてみます。
カンデラリオは後述するスウィートスポット以外はかなりオスーナに近いですが、OPS8近い成績を残しています。ハードコンタクトが少なくてもゴロも少なければ好成績になるかもしれませんね。

4)スィートスポットが近い選手
まずMLBレベルの選手でこの数字はワーストに入ります。
そのためあまりにも打撃水準が良くない選手だらけでした。
エリック・ホズマーはとにかく打球がいい角度で上がらない、そのために自己ワーストの成績でしたし、カルロス・サンタナも同様によくない。
オスーナも終盤ゴロが多く捉えられない打球が多くこの数値が悪かったのを踏まえると、打ち損じのゴロを減らしてスウィートスポットをあげられるかがカギになりそうです。
余談ですが、似たスポットですが打球速度のみ異次元に速いジョシュ・ベルは角度4のクセに27本のホームランでOPS8超え。意味が分からん

③オスーナは来季どうする?

結論、ゴロを減らしてスウィートスポットを高くするのが一番かなと思います。彼の打球角度がかなり好打者がひしめくような値にもかかわらず長打等が少ないのは、好打者が常時その打球角度で飛ばせる反面、オスーナはゴロばっかで角度を減少させた結果が13に見えているだけに過ぎないというところでしょうか。
そうなるとオスーナが好調な時はもう少し高いアングルだったというわけ。そんな選手を探してみると

ちょっと大げさですが、打球改善したらこうなるかもしれませんね笑

いかがでしたか、来季以前に日本シリーズでの彼の打撃の復調が待たれます。燕のクリスブライアントになることを夢見て、ではでは

P.S. ブライアント、シカゴ帰ってこないかな