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イギー・ポップの人生

イギー・ポップがQOTSAを従えて、
Lust For Life を歌うシーンは最高だ。

貫禄あるあのジョシュ・オムが、
嬉しさを抑えてもこらえきれない表情で、
ギターを弾いているのがまたいい。

最近は、マネスキンとも
レコーディングして話題になった。


あと、彼は志村けんと同い年なのだ。
あとは例えば前総理の菅義偉も71歳。
ついでに私の父親とも同年代だ。

志村けんは亡くなってしまったが、
私の父親も、イギー・ポップも生きている。
生きて新しいアルバムを出し続けている。

そのアルバムがめちゃくちゃカッコいい。
解散総選挙なんかより100倍カッコいい。

あんたらの父親がイギー・ポップなら、
2世議員の父親がイギー・ポップなら、
市川猿之助の父親がイギー・ポップなら。


世界は確実にもっと美しかったはずだ。
ヤク中で、マッチョで、バイセクシュアルで、
下品で、優雅で、パンクな父親から、
背中を押してもらっていただろうから。

晩年にさしかかり、
彼はバンドの奴隷と化した自分の人生を捨て、
彼自身の人生を生きると笑わずに語った。

それだけで、
世界中の馬鹿息子たちは救われたはずだ。
もちろん、親不孝な娘どももしかりだ。

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