花粉は布マスクで対応できるか

 COVID-19の収束が見えないまま、医療用のサージカルマスクの不足は続く見込みです。ワクチンや治療薬の開発には1年以上かかります。(ただ開発しただけではダメで、安全性と有効性を確かめた上での発売であってほしいので)

  そこで気になるのが、今年の秋、来年の春の花粉症対策です。この場合は、自分の鼻や口から物理的に花粉が入ってこないようにするためにマスクをします。花粉の侵入をどれだけ防ぐが課題です。その資料を集めてきました。 

 2.の資料によると、確かに布マスクは鼻に入る花粉の量を減らします。しかし、それ以上に大切なのはマスクを顔にフィットさせることです。できるかぎり隙間を作らない。その面では不織布のノーズフィット機能のあるマスクは優れています。(1.の資料)

これから秋、春に向けた対策としては
 1.少しずつでもいいので、COVID-19前から販売されていた銘柄のマスクや日本の生産者団体による基準に合致したマスクを購入しておく。
 (例:全国マスク工業会会員のマークがあるもの
http://www.jhpia.or.jp/product/mask/mask4.html
  花粉粒子の捕集(ろ過)試験、ウイルスバリア性試験(VFE)、微粒子捕集効率試験(PFE)、バクテリアバリア試験(BFE)を行っていて、どこの団体で行ったのか記載されているもの
 例:カケンテストセンター
  https://www.kaken.or.jp/ )
2.布マスクのノーズフィットの機能のあるものを購入しておく

それ以外は、例年の花粉対策をしておくのがいいですが、今のうちに耳鼻科に相談しておくのもいいです。(発熱、風邪症状のある方すぐに開業医を受信できない状況は継続していますので、症状がないうちに相談し、ほかに疾患がないことを確認、もしくはあれば治しておく そこで、耳鼻科を受信できない場合の対処も確認しておきましょう。)
 市販薬の中には、医療用の成分と同じものが同じ量含まれているものがあります。そちらを購入するという選択肢があります。

いずれにせよ、今から準備できることをしておきましょう。

1.素材と性能が異なるマスクのフィット性能
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjske2008/8/4/8_1011/_pdf/-char/ja

2.花粉症一口メモ(東京都)P17参照
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/allergy/pdf/pri06_3.pdf

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