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【日記】今までは将来が不安だったからバイブスが下がっていたんだと気がついた日


なんだか今日は調子がいい。

3日前くらいは将来のことを考えて、その重圧に押しつぶされそうになっていたのに…



昨日、大学を卒業した後にどうやって生きていくのか、大まかな方針は決まった。

僕は短期アルバイトで食い繋ぎながら、ライターとして研鑽していこうと決めた。



具体的に言うと、農業関係の仕事で色々な作物、動物を育てるお手伝いがしたい。

急に農業をしたいと言っているわけではない。



大学生になってから、2回の夏休みで「梨バイト」を経験した(これを言ってしまうと住んでいる県がばれてしまうような気もするが…)

さらに、友達一家が稲農家だったので、自分から手伝わせてもらえないか頼み込み、田植えから稲刈りまで大人数が必要な作業の時に呼ばれて、経験させてくれた。

そんなこんなで意外と、自分が外で太陽の光を浴びながら、汗だくになるような仕事が好きなのかもしれないと思ったわけだ。

しかも、梨の栽培の仕方や流通の仕方、お米の作り方や精米の仕方など、当たり前が当たり前じゃなくなって、自分の中の価値観が変わる感じも好きだ。

今はお米を見ただけで、あの楽しかった思い出が蘇る。



おそらく大学生の思い出のベスト3位に入るくらい、それらの農作業の楽しさは鮮明に覚えている。

農作業自体も楽しくて没頭できたが、それ以上に

午前の作業終わりのコーヒー。作業中に梨農家のおやっさんが特別に食べさせてくれたもぎたての梨。一日終わった後に食べるご飯。

それらが本当に美味過ぎた。生きている心地がした。

昔の部活後に家族で食べたおふくろのカレーといい勝負をするかもしれない。

おそらくどんなに高級なレストランにも叶わないと思っている。



僕は薬剤師になると思ってこの道を進んできたから、農業を本気でやっている人、農業に興味がある人が周りにいない。

僕がいくら「農作業をした後の飯は本当に最高なんだ!一緒にやろうよ!」と言っても誰も乗ってこない。

どうしてみんないちご狩りやぶどう狩りはお金を払ってまでしたいって思うのに、稲作や梨バイトに興味がないのだろうか。

いちご狩りやぶどう狩りも新鮮なものを食べれるのはいいところだが、あまり惹かれない。

いちごやブドウも大好きだけど、農作業した後に褒美として食べた方が絶対に美味いに決まってる。

時期を見てイチゴの栽培やブドウの栽培のお手伝いをさせてもらいに行ってこようっと。



というわけで、卒業後は全国を転々として農業を体験していく。

体を動かして汗をかくという好きなことをしながら、お金をいただく。

さらに体を動かすことで、いい感じに思考が整理されて、いつも納得のいくnoteを書ける。

そして、空いた時間はご飯を食べたり、昼寝をしたり、本を読んだり、ブログ(本業)を書いたり。



好きなことして稼ぐっていうのは、別に一つのことに限定しなくてもいいのかもしれない。

今までは文章を書くのが好きで、ライターとして生きていけるように、卒業までに全力でしなければならない!と思って切羽詰まっていた。

嫌いなことをするような仕事には絶対付きたくないと必死だった。

好きなことをやっているのに、どこか息苦しさを感じていた。



でも今は、書くこと以外にも自分には好きなことがあって、それでもお金を稼げるということに気がついて、一気に気が楽になった。



世の中の大学生や高校生には、「やりたくないことはいっぱいあるのに、やりたいことがない」って人もたくさんいると思う。

「夢がなくて、人生になんの希望も見いだせない」

かつての自分がそうだった。

周りの評価を気にして、この薬学部に入学した。

でも、そんな中で経験のためにやってみた梨バイトや、興味本位で友達に頼んでみた稲作の手伝いがあったおかげで、今こうして鼻歌を歌いながら、ルンルン気分で文章を書いている。

若いうちに経験を積みなさいってよくいうけれど、本当にその通りだと思う。

自分の“好き“を見つけるためには、人が避けているようなことでもやってみたらいいと思う。

僕はこれからそうする。



人から聞いた話で分かったような気になってはいけない。

僕が書いた、農作業後の美味しいごはんの話も、体験したことがない人にはわからないと思う。

人が僕の体験した幸せを感じることができないように、

僕はこれから人から聞いたことだけじゃなくて、自分の体で色々なことを体験して、自分の好きを更新し続けようと思う。



そして、欲を言うなら自分が体験した楽しさや幸せを読者に伝えられるような物書きにもなりたいな。

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