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ツムラ、第1四半期決算 主力製品伸長と為替影響で増収・増益

ツムラは2022年8月3日、2023年3月期 第1四半期決算〔日本基準〕(連結)を発表した。売上高344億1700万円(対前年同四半期増減率8.3%増)、営業利益63億5300万円(同3.3%増)、経常利益86億6500万円(同19.6%増)、四半期純利益(親会社株主帰属)66億3200万円(同23.1%増)と。増収・増益。通期業績は、1385億円(同6.9%増)、営業利益208億円(同-7.2%減)、経常利益212億円(同-18.2%減)、当期純利益(親会社株主帰属)150億円(同-20.4%減)と増収・減益を見込む。

3月期第2四半期(累計)業績は為替の影響から、売上高689億円、営業利益107億円、経常利益140億円、四半期純利益(親会社株主帰属)96億円と上方修正するも、通期業績は為替レートの不透明さから変更なし。

国内売上高は6.9%増(前年同期比)の315億6200万円、129製品は3.1%(同)増、行育薬処方は3.9%(同)の増加となる。主力製品は大建中湯25億500万円(前年同期比3.1%増)、抑肝散19億3300万円(同3.2%)、補中益気湯18億8100万円(同3.5%増)、六君子湯18億6000万円(同5.1%増)と続く。

海外売上高は、原料生薬と飲片(刻み生薬)の販売を中心とする生薬プラットフォーム(平安津村薬業有限公司、深セン津村薬業有限公司等)の売上高が大きく寄与し、28億5500万円。売上原価は、売上高の伸長に伴い前年同期比7.6%増の164億6200万円。

売上原価率は、前年同期比0.4ポイント低下の47.8%。

販売費及び一般管理費は、前年同期比12.4%増の11,6億100万円。主に研究開発費の増加と天津工場の稼働に向けた一時費用によるもの。販管費率は、前年同期比1.2ポイント上昇の33.7%。

営業利益は前年同期比3.3%増の63億5300万円。経常利益は、為替差益の影響で、前年同期比べ19.6%増の86億6500万円。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比23.1%増の66億3200万円。


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