【ウェビナーレポート】「つながる薬局」を活用した服薬フォローのリアルをご紹介!
オンデマンド動画も配信しています。ぜひご覧ください。
(約50分:お申込みいただくとすぐにご視聴いただけます)
登壇者紹介
スピーカー
荒川 夏織 様
なの花薬局新百合ヶ丘店薬局長 薬剤師
なの花薬局新百合ヶ丘店について:近隣の医療機関は呼吸器内科、皮膚科で応需処方箋枚数は約3,000枚/月の駅から近い薬局。「つながる薬局」は2021年3月から利用開始、同薬局で「つながる薬局」を利用される患者さんは4,000名を越え、活用が進んでいます。
ホスト
吉田 孝仁
株式会社ファーマシフト 取締役副社長 薬剤師
服薬フォローに関する環境認識
-服薬フォローに関する法整備や調剤報酬改定が進み、重要性は年々増している
吉田:
「患者のための薬局ビジョン」より始まる対物業務から対人業務へのシフトの流れの中で、薬機法改正に伴う服薬フォローの義務化と、服薬管理指導料の算定要件に服薬フォローが明文化される等、服薬フォローの重要性は年々増してきています。
-服薬フォローの実施件数が伸び、成果も蓄積されてきている
また、服薬フォローの実施により薬の効果や副作用、服薬状況など問題点を抽出することで、トレーシングレポートや疑義照会を介した医師との連携が強化され、処方内容の変更にもつながっているなど成果も蓄積されてきています。(日本保険薬局協会:服用期間中フォローアップ事例と成果の収集[2020年9月10日])
服薬フォローの取り組み強化のポイント紹介
吉田:
服薬フォローを強化したいが実施に際し、悩みを抱く方も多いかと思います。
・服薬フォローの流れ、取り組み方が分からない
・服薬フォロー以外の業務が圧迫されないか不安
・連絡を取ることに関して患者さんから良く思われないのではないか
本日は「つながる薬局」を活用して不安やお悩みを解消するポイントを紹介していきます。
-服薬フォローを行う上でのポイント紹介
まずポイントとなるのが、「どのような方に服薬フォローを行うかを事前に検討しておく」ということです。来局される患者さんの特性や疾患は薬局ごとに違うので、各薬局に合った服薬フォロー対象を事前に決めておくと、迷わず推進していくことができます。一例としては以下が挙げられます。
フォロー対象が決まると、次は「いつ」「どのような内容で」行うかを検討していきます。「つながる薬局」の服薬フォロー機能を活用することで、効率よく服薬フォローを実施できます。
「つながる薬局」を導入しているユーザー様より活用法をご紹介
吉田:
実際に「つながる薬局」を導入している「なの花薬局新百合ヶ丘店」の薬局長、荒川様に「つながる薬局」を活用した服薬フォローと、患者さんへの声掛けに関する方針やポイントをご紹介いただきます。
荒川:
-患者さんへの声掛けは100%実施
まずは患者さんに「つながる薬局」を利用していただくための声掛けの流れと取り組み方針についてご紹介します。
薬局に来局された方に、事務スタッフからパンフレットを使ってサービスの説明、登録を行っています。患者さんのLINE登録状況を薬局全体で把握するため、薬歴の頭書き部分に登録の有無を記載するようにしています。投薬時に再度、薬剤師から機能についての説明と、必要時にLINEでの服薬フォローの提案を行っています。
高齢者の方でもLINEを使いこなしている方は多く、年齢に関わらず声掛けすることが重要と考えています。
-LINEでの服薬フォローを提案するとほぼ全員が快諾
服薬フォローは以下の流れで実施しています。
投薬時のLINEでの服薬フォロー提案は、ほぼ全員から快諾いただくことができています。
当薬局での服薬フォローの件数について、電話とLINEで比較したところ、圧倒的にLINEフォローが多い結果となりました。LINEという手段が増えたことで、服薬期間中のフォローが気軽に行えるようになりました。
-患者-薬局双方の心理的、時間的負担が減少
最後に、服薬フォロー以外の機能も含めた、つながる薬局導入による効果をまとめました。
このように、「つながる薬局」導入により、質の高い薬学管理や業務の効率化を実施することができました。
対談形式で服薬フォローの取り組み方針や好事例をさらに深掘り
開催されたウェビナーではこの後、荒川様と対談形式にて、対象者の方針や時間の取り方、好事例など服薬フォローに関してさらに深掘りしています。対談内容は本セミナーのオンデマンド動画(期間限定配信)を是非ご覧ください!
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