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外国人が人生で一番大事にしているもの

フランス在住時に自分の価値観が変わるすごいことが起こりました。

時はちょうど西暦2000年の時です。

フランス語の学校の授業中の事でした。クラスには20人ほどの生徒がいて、フランス人の先生が私たちに質問をしました。

「人生で一番大事なものは何だと思いますか」

その中に日本人は3人いました。私たち日本人はそれぞれが違う答えを話、日本人以外の17人の外国人は全員が同じ回答でした。

その答えは【amour】愛と答えたのでした。

正直、私はどういうことなのかわかりませんでした。と、いうよりもこの人たちが言う【愛】は私が考えている【愛】とは違うのではないかとなんとなく感じたのです。

その後、外国人みんなが大事だと言う【愛】ってどんなものだろうと頭から離れなくなりました。そして、愛にも種類があることを知ったのでした。

今では、日本人も大事なものは【愛】と答える人がだんだん多くなってきているのを感じます。ただ、まだ一部の人達なのかもしれません。

実際に最近私の身に起こったことですが、実は先月イギリスからデヴィドカ-ドが届く予定になっていたのですが、カード担当のイギリス人の家族がコロナにかかり到着が1か月遅れますと言うことでした。

海外ではこんな時に人間を優先しますが、日本ではシステムを優先しているので、ここでも【愛】の違いが表れているように思えます。

日本人にとっては「何を言っているんだ」と思われる方も多いことでしょう。

価値観や宗教の違いがあるとは思いますが、ただ私が思うにはこのイギリスの考え方を全否定するのではなく、少しだけでも頭の片隅に置いておくだけで、人に優しくなれ、思考のキャパシティが広がり自分を大事に出来るようになるのではないかなと思います。

フランス人は家族をとても大事にしていて、自分を生んでくれた母親には友達の様によく電話をしています。そして週末は自宅に母親を呼んで家族での食事を楽しみます。

本当に大事なモノを大切にしてにして生きれる人生を送りたいと感じます。


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