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12月12日(木)〜16日(月) ベンジーになりたい

12月12日(木)

エリーツのバンド練習の日。
今日は僕(ドラムス)、滝本竜彦(キーボード)、佐藤友哉(ギター)の三人のみ。
このエリーツというバンドは、15年前くらいにも滝本さん、佐藤さん、めろんさんとかが阿佐ヶ谷で結成していたらしいのだけど、その初期の曲を一つ持ってきて演奏した。HAKUCHIという曲。

ユヤタンの後ろでドラムを叩いているのが僕です。普段叩かないような感じで激しく叩いたけど気持ちよかった。歌詞もカッコイイです。


終わったあと、近所の商店街を散歩してサイゼリヤに入って、飲み食いしたあと僕の家にみんなが来て、ギターを弾きながら喋ったりした。すごく笑いまくったのだけど、自分たちが面白いだけで人が聞いて面白いのかはよくわからない。
適当にギターを弾いたりしていたら曲が2曲できた。ミッシェルガンエレファントみたいなかっこいい曲を作ろうとしたら、全然かっこよくない曲ができたりした。

そのとき作ったカッコイイ単語リスト。

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佐藤さんと滝本さんが北海道出身ということで、後半は北海道成分が高くなっている。作っているときはすごく楽しかったのだけど、改めて見直すと小学生男子みたいだな……。全員アラフォー男性なのだけど。

かっこいい曲というのはなんだろう。結局かっこいい人が歌っているからかっこよく見えるだけで、僕らが歌うとなんでもださくなるんじゃないだろうか。
そういうことを考えるとき、いつもジェッタシーのことを思い出す。

このジェッタシーというのは要はブランキー・ジェット・シティのパロディなんだけど、かっこ悪くてダサい。だけど、そのダサさはパロディが下手だからダサいのではなくて、パロディも演奏もとても上手なのだ。これを見ると、実はもともとのブランキー自体が、歌っているベンジーがかっこいいからかっこよく見えるけど、実は変な歌詞なのでは、ということを考えてしまう。

例えば、曲の中で英単語をなんとなく並べてつぶやくというのをベンジーはよくやっていて、

Cadillac
Candy green
Suicide
Pantystocking

"ぼくはヤンキー"

なんていう歌詞とか、ブランキーを聴いてるときはかっこいいと思ってたんだけど、ジェッタシーを見たあとでは、あれは実はかっこいいというより面白なのでは、とか思ってしまう。何がスーサイド、パンティーストッキングやねん、と。

かっこいいものって、よく考えると滑稽すれすれのところを真顔でやっている、というのはあるのかもしれない。

古い世代の奴らは金で何でも買いあさった
だけどオレ達は自然の掟の中で生きる獣の世代さ

"PUNKY BAD HIP"

とかもこれだけ見るとかっこ悪いんだけど、ベンジーが歌ってるとなんかありな気がしてくるんだよな……。

僕らが作った変な歌詞だって、チバユウスケが歌ったらかっこよくなってしまいそう。結局歌ってる本人がかっこいいオーラを身につけるしかないのか。堂々としていることが大切だな。

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