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1月9日(火)〜15日(月) 昔ほどワクワクしない

1月9日(火)

何もない休みの日。年始とは違って、ちょっと出かけるだけの元気は出てきたので吉祥寺に行ってみた。
他の人の家に行くたびに「ちゃんとした家だ」と思う。自分の家はなんか違う。人を招くような空間じゃない。わりと呼んでいるけれど。
どうやったらああいうちゃんとした部屋になるのだろう。というのを考えたくて、とりあえずニトリに行ってみたけれど、何を買えばいいかも全く分からず、何も買わなかった。モデル空間みたいなのにあるのを真似して買えばいいんだろうけど、そこに自分が住んでいるイメージが持てない。自分でもしっくり来て、他の人から見てもいい感じなスタイルを見つければいいんだろうけど、全然わからない。
献血にでも行ってみようかと思ったけど、針を刺されるのに耐えられる元気がないな、と思ってやめて、荻窪のなごみの湯に行ってだらだらした。『BLEACH』があったら読もうと思ったけどなかった。

『起きられない朝のための短歌入門』を読む。「短歌がしゃべりだす」という話が面白かった。

 廃村を告げる活字に桃の皮ふれればにじみゆくばかり 来て/東直子

この最後の「来て」は、作中主体が言っているわけではなく、短歌という形式自体が、空いた二文字の部分でふとしゃべり出している感じがある、とかいう話。
短歌って、形式がきっちり決まっているせいか、作者が全てを統制しているのではなく、自分以外の声が交じってきたりするところがあって、それが面白い。


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