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11月11日(土)~15日(水) しゃあないな

11月11日(土)

文学フリマ東京の日。緊張していたせいなのか、うっかり4時くらいに目が覚めてしまう。寝ないともたないのに。コンビニに行って雑炊みたいなのを買って食べたらまた眠れた。
起きると頭痛がしたけど、頑張って準備をして出かけた。阿佐ヶ谷駅で待ち合わせて流通センターまで移動。

新刊

人がすごく多かった。50人くらいの人と、「お久しぶりです」とか「はじめまして」とか言いまくって、ひとりひとりと何を話したかあまり覚えていない。本もたくさん買ったけれど、あとから買い逃しにたくさん気がついた。これだけ大きいと全く回りきれない。
今回はエリーツと実生社と2つのブースを往復していたので、いつも以上にバタバタしていてあっという間に過ぎた。途中で抜け出して駅前のゆで太郎を食べるくらいの余裕を持ちたい。
持っていったミニ歌集は、なんだか途中で急に自信がなくなって気後れしてしまって、渡そうと思っていた歌人に渡せなかった。だめだな。

本はいつも以上にかなり売れたけど、持っていった本の量がそれ以上に多かったので、売れ残ってしまった感が出てしまったかもしれない。販売機会をある程度ロストしても、途中で完売してしまったほうが士気が盛り上がっていいのかも。
文フリ、次回からは有料(1000円)になって、次次回からはビッグサイト開催になる。にぎわうのはいいことだけど、ちょっと疲れる感じもある。文フリは大きくなりすぎたので、ミニ文フリみたいなのがほしい、ということを何人も言っていた。

終わったあと、浜松町で入った居酒屋が落ち着けてよかった。みんないい歳だしこういう店に入ろう。エリーツの次の号は何をしようかみたいな話をした。40代と思春期とか、40代と衝動とか。衝動といえば破壊衝動を思い浮かべる人もいるし、性的衝動を思い浮かべる人もいるな、とか。あと、みんなでディズニーランドに行ってその日の日記をそれぞれ書く、とかどうだろう、とか。

ひとつずつ上品に出てくるカキフライ

なんとなく気になりつつも、うまく把握しきれない、と思いながら読んでいた『コーポ・ア・コーポ』の面白さに急に気づく。LINE マンガでコメントを読みながら読んでたら楽しみ方が頭に入ってきた。
大阪のボロいアパートに住んでいる人たちの人間模様、みたいな話。
みんなかなりディープな事情を抱えつつも、変に悲劇的に描くのではなく、しゃあないな、という感じで毎日を過ごしていこうとする様子を描く、そんな筆致が好き。出てくる人たちの生活感とかリアルさが断トツでいいと思う。今度映画化もされるらしい。


あと『銀平飯科帳』が好きでマンガワンで少しずつ読んでいる。現代の居酒屋店主が江戸時代にタイムスリップして食べ歩きとかする話。『らーめん再遊記』シリーズの作者で、安定した読み味と面白さ。


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