12月18日(月)~21日(木) とらわれてしまうもの
12月18日(月)
店番の日。お気に入りの美味しいお菓子を買ってこよう、という企画をやるのだけど、あまり思いつかなくて、高めなので買ったことがないビエネッタというアイスを買って行った。
今年やることは大体終わってしまって暇ができたので、前からやってみたかった一万円選書をやってみることにした。一万円もらって、リクエストに応じて何冊か本を選んで送る、という企画だ。
選書をやってみたいと思ったのは、店に立っているとときどきおすすめを聞かれることがあるのだけど、なかなかうまく答えるのが難しくて、もっとうまくなりたい、場数を踏むしかないか、と思ったのだ。
ウェブストアに3つ出品してみたら一日ももたずにすぐに売り切れてしまった。よかった。
リクエストをもらったので何の本を選ぶか考えていたのだけど、なかなか難しい。
花田さんの『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』の中に、相手の好みに沿った本をすすめたら、「そんな本は全部知っています」と言われてしまう、というエピソードがある。
相手の好みに合わせすぎても、そのジャンルについては相手のほうが詳しいに決まっているのだ。でも、だからといって相手の好みを無視しすぎて自分の好みを押し付けるだけでもいけない。それは選書に限らず、コミュニケーション全般に求められていることかもしれない。
相手と自分の好みの中間を探るというか、相手の好みとはちょっと違うけれど読んでみたら面白いと思いそうなものを探る、という感じだろうか。
花田さんは「読み慣れてる人は意外な方向からの一撃を望んでいるかも」とかも言っていた。難しい。修行だな。
今日はまあまあの売り上げの日だった。
今日売れた本:『おんぶにだっこ』『マチズモを削り取れ』『どうして男はそうなんだろうか会議』
りんごをもらったので家に帰ってから切って食べた。薄く輪切りにするやり方を知ってから、りんごを食べるハードルがかなり下がった。
ꘐ