1月4日（木）～8日（月）宇宙のようだ

1月4日（木）

起きるとわりとマシな気分になっていた。やはり三が日が明けると覿面に状態がよくなる。

明日から店で漫画家のネルノダイスキさんの原画展をやるので、その設営のために店へ。ネルノさんの絵は、執念のような細かい書き込みがすごいのだけど、印刷より原画のほうが断然迫力がある。細かい部分をいつまでも見ていられる。

展示の様子

描き下ろし

終わったあと、エッセイの原稿を削る作業。なんだか冗長だとか、同じことを繰り返しているような部分をひたすら削ったら、9万字が8万字くらいになってしまった。
いつも自分の文章が短めだという悩みがあって、今回は余計なこと、横道にそれるようなことを意識的にいろいろ書くようにしてみた。しかし読み返すと、そういう部分のほとんどがうっとうしく感じた。
まあ、僕は文章は削れば削るほどよくなると思っているところがあるので、削る作業は好きだ。思い切って削除しまくるのは楽しい。たくさん書いて削ったとき、削った部分は残った部分にほのかに残っていて、それは読者にも伝わると思っている。ごはんの上に載っている梅干しを取り除いたあと、ごはんがほのかに赤くなっているように。