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10月15日(日)~20日(金) 行きたくなさがやってくる

10月15日(日)

暇なので街を歩き回る。
ここのところ、駅の近くのタピオカ屋にいつも行列ができていて、今さらタピオカ屋に行列?と思ったのだけど、ひょっとしたら自分の知らない何かがまた若者の間で流行りつつあるのだろうか。
謎に思ったので検索してみたら、店ができて4周年なので半額セールをやっているだけだった。なんだ、期待外れだ。まあ店が4年間残っているだけでもすごいか。タピオカブームってもう4年前なのか。あの頃は今思えば、疫病も戦争もなく平和な日々だったな。

今度出す『おやすみ短歌』の販売価格が2750円になった。結構いい値段になってしまったけど、紙が値上がりしつつあるのでこれくらいになってしまうようだ。
紙などの値上がりによって本はあどんどん高くなっていて、すぐに2000円とかになって、手に取りにくくなりつつある。だけど、本に限らず世間一般的にインフレ傾向だし、みんなそのうち慣れて、「本ってたった2000円でこんなに充実した内容で安いよな」って感じになるのだろうか。なるのかもしれない。実際問題、知識に値段はつけにくいので、その値段になればそんなもんだろという感じがしそう。2000円でも本のコスパはいいと思うし。
昔は「1500円」の壁みたいな感じで、1500円以上になると売れにくくなるというのを気にしていた気がするけど、「最近はいい本なら2000円くらいするのは仕方ないな……」という感覚になっているかも。今は2500円くらいが壁なのかもしれない。

『モンキーピーク』を読み返す。山でサルの化け物に襲われて人がいっぱい死ぬ話。

10月16日(月)

朝9時ぐらいに目が覚める。昨日の晩ごはんが、炭水化物抜きで豚肉と野菜を蒸してポン酢で食べただけだったからか。ついラーメンとか食べちゃうけど、本当はそういうのでいいのだ。

店番の日。平日にしてはそこそこお客さんが来てたと思う。ばったん展が最終日だからかも。いい本屋ですね、と2人ぐらいのお客さんに言われて嬉しかった。
短歌フェアに向けて歌集を発注したり、店に来た新刊をチェックしたり。
素粒社から出た川井俊夫さんの本が面白かった。ノンフィクションで、古道具屋の著者がいろんなゴミ屋敷を片付けながらずっと「クソが」とか言ってる話。口が悪くて荒っぽさが気持ちいい文体が初期舞城王太郎を思わせる。

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