9月9日(土)~13日(水) 太陽も月も奴らの味方だ
9月9日(土)
朝早く起きる。今日は午前中から池袋でポエトリーリーディングのイベントに出る。読むテキストは、エリーツの「ミッドナイト真夜中」という曲を朗読用にアレンジしたものを準備した。
雨がぱらつく中、池袋西口公園のステージへ。楽屋でバンドの人に「何か演奏のリクエストがありますか」と聞かれたので、「BPM90くらいのヒップホップぽい感じでお願いします」と伝えた。こんな感じの指示でいいのだろうか、と不安だったけど、他の人のを聞いているともっと漠然と「最後のほうに向けて盛り上がる感じで」とかそれくらいな感じで、僕のリクエストはかなり具体的なほうだった。
双子のライオン堂の竹田さんが先頭で出たあと、僕の出番に。呼ばれてステージの真ん中に出ると、すぐに演奏が始まったので、リズムに合わせて声を出した。
うまく行ったのではないかと思う。音楽で、ずっとこういうのをやりたいと思ってたけど、できてなかった、ということができた。こんなうまいバンドに演奏してもらって、好きに歌っていいなんて、なんて贅沢なんだ。
舞台に立ったときはいつも一瞬で時間が過ぎてしまって長かったのか短かったのかわからない。3分くらいで終わった気がするけどもうちょっと長かったのかもしれない。
僕のあとに宮崎哲弥さん、和合大地さん、岩井圭也さんの出演。気楽な感じで見る。全員それぞれ毛色が違う感じのパフォーマンスでよかった。中でもやっぱり和合大地さんのが圧倒的だったな。見る人を惹き込む力があった。
終わったあと、岩井さんと、見に来てた岩井さんの担当編集の人とベトナム料理のランチに行った。出版社以外の広告的な仕事ってギャラがよかったりするけど、やっぱり安心して仕事をできるのは出版社だ、みたいな話をしたりした。小説家ってこんな依頼も来るんだ、みたいな話を聞けて面白かった。
本当は明日の文学フリマ大阪に備えて、今日から行って前泊しようか、とも考えていたのだけど、なんだか神経が落ち着かなくて、それどころじゃないなという感じだったので、家で静かにすることにした。明日早く起きて新幹線に乗れば間に合うし。
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