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頼まれたのでブレスレットを作って送った のコピー

 趣味でそこそこの量の石を買ってブレスレットなんかを作っていると公言していたら依頼が来たので、人のために作ることになりました。
 ここまで前回の記事のコピペです。

 今回も顛末をメモついでに書き残しておきます。前回の反省を活かせたところとそうでもなかったところとそもそも新規に発生した反省があります。


前提

 このゲームしてる(正式名称)は定期更新ゲームや定期でないゲームを遊んでおり、2023年は『暗夜迷宮』というオリジナルキャラクター登録型AP制ブラウザ伝奇ゲームに参加していました。(終了済・アーカイブ参照不可)
 ゲーム内で登録していたPC(登録キャラクター)は「アクセサリーショップの店長で石を用いたアクセサリーをオーダーメイド対応してくれる」というショップNPCのような挙動をする存在です。
 実際に何件かロールプレイ上で作って売ったりしていました。

これはペンダントトップのアイコン

 で、前回の記事もあり暗夜迷宮内で遊んでいただいたPCさんのプレイヤーさんたちからも依頼がやってきたというわけです。
 今回はお二方からの依頼で、

  • お互いのPCさんたちペアのイメージ

  • 個別調整なしの同一デザイン

  • お二方それぞれの手元に一本ずつ

 という内容でした。
 広義のうちよそブレスレットって感じになるんでしょうか。

準備編(1) デザインはいいとして

 石そのものは個体差が出るので完全に一致させることができない!というのは先にお伝えしたっけ。したはずです。そのうえでできるだけ近いものを選ぶべくやや多めに注文する予定でいました。

 金銭面は前回と同じく材料費を受け取ってから注文して、完成品が無事に届いた暁にはおまかせで追加していただいてのノリです。
 今回は材料費+送料をお二方から半分ずつ受け取る形になりました。

事故防止の確認も挟んだ

準備編(2) 石のプレゼンのコピー

 またしてもこちらのお店にお世話になりました。
 写真が多く、物によっては動画まであるのでイメージの共有がしやすく非常に助かっています。そして発送が相変わらず爆速。

 ご依頼時にキャラクター資料画像をたくさんお渡しいただいたので、色イメージはばっちりです。色味を優先したりカッティングのパターンを見せたり結構な数の候補は出した気がします。

 全体的に小さめの石をたくさん使う形になりそうだな……となったところで、必要なサイズの石があまりにも少ないためにほぼ注文することが確定していました。そうもなろう。

準備編(3) 要素抽出フェイズ

 なんか仰々しい文字列になってしまった。

 シンプルにイメージカラー構築もわかりやすくて好きではあるのですが、せっかくPCさんがたに特徴的なモチーフがあるためそこは拾っておきたいな、というのと、いくらか入れてほしい要素がある旨のお話があったので、どうやって混ぜ込むかとどこを抽出するかを相談していました。

 暗夜迷宮は現代退魔ものの世界観だったので、登録PCは原則退魔師または準ずる立場のものというレギュレーションでした。自分は違いましたが……

 今回作るものは仏教系退魔師のかたと基督教系退魔師のかたのペアということで、各宗教にまつわるモチーフが入れたい!という感じ。
 それから目に関わる異能、月がロールプレイで重要な位置にある、などなど拝見していたロール込みでせっせと使用候補を集めました。
 ここが一番時間かかった気がします。

作製編(1) 早々に写真連打している

まだ蓋の上で撮ってる

 石の注文前に比較的近い色・サイズのもので仮案を何回か作って確認していただいていました。
 添えた文章によくわからない文言がだいぶ入っていますが、そもそも暗夜迷宮はオカルトバトル上等のバリバリ現代伝奇ものだったので、関連グッズならオカルト要素マシマシでも問題ないだろとばかりにさまざま詰め込んでいます。
 ご依頼のプレイヤーさん両名がノッてくれる人なのもよかったです。

また翌日届いてる

 なんか違うな……(再放送)
 届く前の予定通りに並べてみたところ、石はいい色だけどおさまりがよくないかもな……どうだろうな……となりました。
 ということで今回はバラさず、二種を比べてどちらがいいか確認をとりました。

作業しようかなと思った日にメガネが壊れた

 実のところものすごく配分が変わったというほどではありません。
 追加・削除・配置変更に加えて色の個体差が激しい石を淡い色目に変えたくらいですね。

作製編(2) 本作業

 ここからはできる限り似た色合いの石を2本分選り分けていく非常に地味な作業がはじまりました。
 たぶんいけるかなと思ったら大きめの傷があったので弾くなどしていると結構使える石が狭まっていくので難しいところですね。
 なお、そのように除外した石は自分用に使います。地産地消。

 必要分の石さえ準備できれば通して結んで仕上げる作業自体はそれほど時間がかかるものではないので、選んでいた時間の方が長かった気がします。

準備編(4) 梱包など

 同じデザインでほぼ差のないものを送るため、どっちがどっちと見分ける必要もなく共通の梱包で問題ありませんでした。
 箔押しで幅の広いちょっとマジカルな雰囲気のマスキングテープがSeriaで売られていたのでそちらを使っています。

この魔法陣天使の名が刻んであるやつとかじゃないかなあ

発送編 ロッカーと格闘する不審者

 今回もLINEを利用して双方匿名のまま住所を知らせずやりとりできる、クロネコヤマトの「スマホで送る」サービスを使います。
 LINEで直接やりとりができなくても、任意のトークルームを作ってそこにリンクを送信したのちリンクURLを別媒体で相手に送信……とすればLINEアカウントを持っていなければならないのは発送側だけで済みます。

 今回はそれぞれに一本ずつということで宅急便コンパクトの薄型ボックスでも入るかな……と思ったものの、前回通常ボックスを購入したコンビニでは薄型ボックスの在庫がなかったので素直に通常ボックスとしました。
 薄型は厚みに制限がかかるようなので、悩んだ時の安牌は通常です。

 そして今回の目玉はPUDOステーションでの発送です!
 24時間いつでも自分の操作だけでオッケーのらくらく発送が可能ですが、ロッカーが空いていないとどうしようもないので事前に空き状況をチェックしておくのが吉です。
 あと、QRコードをどこで読み込ませるのか微妙に困ってまごつきました。タッチパネル下部のなんか黒っぽいところだったみたいです。

 発送予定日は梱包翌日のつもりでそのように入力していたのですが、これもしかしなくても15時の集荷に間に合うな……と思ってしまったので、勢いでそのまま一足早く発送しました。
 毎回勢いで高速発送するのあんまりよくない気がします。

作業完了・再反省会

 これでこちらがすべきことは終わったので、あとはのんびり待つのみです。やった~。
 と思っていたんですが、お二方より記事を書き換えるより前に発送翌日に届いた連絡が来ています。爆速すぎる。
 前回の反省については○△×で反省を活かせたか思い返しています。

○潰しがきくサイズの石は数種類あったほうがいい

 増やしました。
 増やしても元の在庫と比べると誤差ぐらいなんですが。

×アクセサリー向けデザインボードがあったほうがいい

 はよ買え。
 実物を見て買え。

○幅太のマスキングテープがあったほうがいい

 買いました。もう何種類か欲しい。

○緩衝材は膨らむ

 前回余った分で二箱賄えました。追加購入の必要がなかったので高速発送してしまったともいえます。

△石の個数と単価計算はしておいたほうがいい

 こいつまた数え忘れてますよ。

△平日に物資調達のため駆けこまないほうがいい

 今回は平日に滑り込み発送しました。やめなさい。

○商品画像は複数端末で確認したほうがいい

 これはやりました。

相談期間は長めに見積もったほうがいい

 今回はタイマンではなくお二人だったのもあり、すり合わせに時間かけたほうがいいな……と思ってグループDMでやりとりをしていました。
 都合により実作業は12月ごろの予定ながら、11月頭から石の算段がつけられたのはよかったですね。11月下旬から体調乱高下していたため。

ストックは管理したほうがいい

 以前にだいぶ石の種類ごとに整理したため、あれ使えた気がするな……で出してこられてかなりよかったです。
 今後もちゃんとやります。

 知人向け料金表を用意しておいたので、次の機会があればもうちょっと段取りよくやれるような気がします。予定は特にありません。

解説編

 ここからは語りパートなので、読まなくていいです。

プレイヤー氏からいただいたイラスト 中央が店主キャラクター

 ロールプレイ上で石の由来やそこから来る・期待されるパワーストーン的な効果についてある程度解説を挟んでいたため、それに倣って選出意図について書き残しておくことにします。

 具体的にどういう構成にしたのか?ですが、

  • 天眼石(チベットアゲート)

  • ムーンストーン

  • クリスタル ロータスカット

  • モスコバイト

  • クリノクロア(セラフィナイト)

  • 翡翠(ジェイダイト・硬玉)

  • ヌーマイト

 あたりがメインに据えてあります。挙げていない石もあります。

 天眼石とムーンストーンは共通キーワードの「眼」「月」担当です。ここは外せないのでどの試作品にも使いました。

 残りはだいたい半分ずつに分け、それぞれの部分でお一人の要素をまとめるようにしています。
 一方はイメージカラーに寄せたモスコバイトに加え仏教的に重要モチーフである蓮の花を模した形の水晶をメインに据えて、もう一方は聖書にもある翡翠・ベリル(緑柱石)を中心に天使の羽根のような模様をもつセラフィナイトを配置しました。
 どちらの部分にも含まれているヌーマイトは黒いベースに青い光のみられる石で、共通のカラーリングを混ぜ込むと馴染むかなという意図で投入。

 全体的にやわらかい石多めになりましたが、常に身に着けるわけでないなら問題なしと踏んでいます。
 外した時にやわらかい布で拭いてもらえれば問題ない範囲でしょう。
 毎回出てくるやわらかい布ってなんなんですか?

 その他のオカルト込みだったり細かすぎてよくわからない話については、ご依頼いただいたご本人たちに説明するべくカードを作っています。
 はよやれ。

おまけ

 知人向け料金表は以下のページにありますが、隠れ家で相互なりTwitter(かたくな)で相互なりの方で、DiscordDMで直接打診できる人向けです。


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