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五十音川柳大会(ポルノグラファー&インディゴ編)

思い付きだけで始めたインディゴの気分俳句大会。
好評につき、連休後半はあいうえお順で川柳大会を(またもや突発的に)開催中です。
題して「ポルノグラファー&インディゴ川柳大会」
ルールとしては
①季語ナシ切れ字ナシ字余りもOK
(ただし17字で収める努力はしましょう!)
②重複も可
③最後に(ポ)(イ)の目印(なくても可)
④ピンク色になりすぎないように要配慮
で開催いたしました。
※2019.5.5にゴールしました


【あ】
逢い引きのような示談を始める夜(アヤカタソ)
明けぬ空恋し君をぞ残す月[ポ](ゆうけい)
明日なんて要らなかったよ君に会うまで[ポ](sakura)
愛乞うて夜の帳に抱かれ居り[イ](もー)
【い】
十六夜の月に映えたる白き肌(鮎)
隠語から紡がれて行く夏の恋[ポ](sakura)
行き先も足元も見ぬ細き頸[ポ](もー)
【う】
うなじ見て沸き立つ血潮月の夜(チャウチャウ)
空ろなる嘘で罠張る昼下がり[ポ](sakura)
憂う君この世に残し幸を得る[イ](ゆうけい)
【え】
笑顔だけ思い出すから恋しくて[ポ](アヤカタソ)
エロティックあなたの声が魅せる夢[ポ](sakura)
【お】
老い枯れし師の手を取りて父思い[イ](チャウチャウ)
重たさも愛しい人よ八重桜(もー)
【か】
鍵を出し燻る胸と震える手[ポ](チャウチャウ)
鍵渡る 救いたい一心 駆ける夏[ポ](みぃ)
【き】
君おもふたび落つる琥珀いろ[ポ](サボテン)
君が好き 知りたいんだの言葉裏[ポ](ゆうけい)
君の目の妬心微酔の夜の風[イ](もー)
来し方を悔やむ涙はぽろぽろと[イ](もー)
【く】
苦しくてもう書けないと泣いた夜(チャウチャウ)
唇(くち)なぞる戯れの情慾(よく)未だ熱り[ポ](マーク・ロス子)
口づけで 忘れさせてよ 古傷を [ポ](non)
【け】
結論を出さない狡さを共有し[イ](アヤカタソ)
【こ】
恋しくて文机のなか目を落とす[イ](チャウチャウ)
恋語る其の唇を割った夜があり[イ](もー)
【さ】
彷徨えど大学生にぶつからず[ポ](ヨル。)
寂しいと言えぬ欲しいと言えぬ戀[イ](もー)
最後なら 傷つけさせて 潔白の君[ポ](non)
【し】
嫉妬する顔にも今は癒されて[ポ](アヤカタソ)
死神が恋焦がれるよな藍の色[イ](サボテン)
しるしつけ髭で染まりし紅の花[イ](チャウチャウ)
倖せは刹那古のジャズの声[ポ](もー)
【す】
ズタズタに凡否まれし眼窩の涙[イ](もー)
透けるよな姿彷徨う弔いの夜[イ](サボテン)
好きなんです 肩に伝わる 君の熱[ポ](みぃ)
好きなんです 肩に埋める 俺の恋 [ポ](みぃ)
【せ】
蝉が鳴き遮断機の前立ち尽くす[ポ](チャウチャウ)
舌端を吸う我ら光に庇われて居り[イ](もー)
「先生」と 優しく呼んだ 君の口[ポ](みぃ)
「先生」と 何度も呼びたい 俺の口[ポ](みぃ)
【そ】
相愛に非ずさりとて情慾でもなくふたり[イ](もー)
存在の耐えられぬ朝徒桜[イ](チャウチャウ)
【そ】
そばにいる甘い囁き我が愛よ[イ](ヨル。)
【た】
立ち竦む戻らない愛目の前に(鮎)
魂の芯がとろりと溶け儚夢(もー)
【ち】
散る桜ぼくの心も枯れて散る[イ](チャウチャウ)
【つ】
月白し黙して孤独飼い馴らす[イ](もー)
罪だとは認めたくない恋だから[イ](アヤカタソ)
【て】
手を頬に師の体温を我感じ[イ](チャウチャウ)
手練手管など通じぬ彼(か)の瞳(鮎)
手にしたい不実な君の誠実を [イ](non)
【と】
隣に寝る君の睫毛に憩う夜[ポ](みぃ)
友達と名付く限りは側にいる(アヤカタソ)
吐息ごと抱けば愉楽よ深き夜[イ](もー)
止まらない 回るレコード 恋心[ポ] (non)
【な】
なんですか?真っ直ぐな目で問う君よ[ポ、イ](みぃ)
何もかも捨ててお前と生きれたら[イ] (鮎)
何もない意味などと言う声の悲しさよ[ポ](サボテン)
夏の日の自責よ蝉は鳴くばかり[ポ](もー)
なぜ君はそんなにまぶしいのだろうか[ポ](サボテン)
なかせたい籠の野鳥は飛び立てぬ[イ](チャウチャウ)
【に】
西日さす部屋にてひとり明日をみる[イ](サボテン)
憎しみもその構造は恋に似て[イ](アヤカタソ)
【ぬ】
縫い留めた泳ぐ四肢らのか細さよ(鮎)
濡れた頬拭う君の手愛しくて[ポ](チャウチャウ)
抜け出せぬ愛という名の罰を知り(アヤカタソ)
【ね】
寝乱れてシーツの中で絡む脚(チャウチャウ)
【の】
残り香を 宿す唇 なぞる指[ポ](ゆうけい)
【は】
恥じらいを 閉じこめるきみ むくれ顔[イ](ゆうけい)
花吹雪痩軀手折るごとき愛咬[イ](もー)
春風に妄執の熱冷まし居り[イ](もー)
【ひ】
ひらひらと喘ぐ桜が舞い落ちる(チャウチャウ)
【ふ】
降る花も見ず背を向けて待つ終焉(おわり)[イ](もー)
ふくれがお 可愛い君と ほくそ笑む[イ](ゆうけい)
【へ】
紅をさし夜叉か菩薩か我行かん(チャウチャウ)
【ほ】
頬に西日昂ぶりを慰めている[イ](もー)
【ま】
真っ直ぐに悲しみの棘刺さる夜[イ](もー)
またねとはまた逢えること花一夜[イ](もー)
眦の決意が嘘を重ねさせ[ポ](アヤカタソ)
【み】
蜜の味吸い寄せられた俺は蝶[イ](チャウチャウ)
水風呂で虚と実を知る真冬かな[イ](アヤカタソ)
【む】
むりだよと流す涙が愛しくて[ポ](ゆうけい)
虚しさが原稿用紙を白く埋め[ポ](アヤカタソ)
【め】
眼鏡なき幼き貴方に惑わされ[ポ](ゆうけい)
【も】
もうダメと白き柔肌仰け反らせ[イ](チャウチャウ)
もっともっととキスせがむ 幼きキス[ポ](ゆうけい)
【や】
優しさで別れを選ぶ歳になり(アヤカタソ)
優しさが好ましくあり憎くあり[イ](ゆうけい)
【ゆ】
夢一夜君の心脈感じ入る(チャウチャウ)
【よ】
寄る辺ない春の深みで吐く名前[イ](もー)
夜の底寂しい寂しい人恋しい[イ](もー)
【ら】
来世ならきっとお前と添い遂げる[イ](サボテン)
【り】
理由などなくただ君が欲しい夜[イ](もー)
理生と呼べず上の名で抱く君を抱く[イ](もー)
理生さんと 妄想ではもう 呼んでいる[ポ](みぃ)
【る】
類をみず はまりはまって 詩(うた)をよむ(ゆうけい)
【れ】
烈々たる愛撫夜風で散る桜[イ](もー)
【ろ】
ろくでなし 愛し愛され 言(げん)を知る[イ](ゆうけい)
老人の臨終に仲取り持たれ[イ](アヤカタソ)
篭絡したつもりが恋に落ちており[イ](もー)
【わ】
忘れてよ言葉うらはらキスの痕[ポ](ゆうけい)
湧き上がる恋慕幽かに花ゆらり[イ](もー)
忘れてよ 心が沈む キスの余韻[ポ](みぃ)
【ゐ】
ゐぐさの香纏い弔う師の魂(鮎)
【を】
をかし人よ君幽玄の如子どもの如[イ](もー)
をとめとぞ我恥じらわす恋し君[イ](ゆうけい)
をまえをな滅茶苦茶にしたい我の手で[イ](サボテン)
【ん】
んゝと吐く咽喉はか細く夜蒼く[イ](もー)
んでつまり友達みたいなもののまま[イ](アヤカタソ)