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夢至上主義

 読まず嫌いだった本をちょっとずつ読んでいる
今「夢を叶えるゾウ」を読んで今4分の1くらいまで読んだんだがうーんなんだか世間で言われてるほど心に響かない。
3年くらい前Kindle Unlimitedに初めて入った時に一回読んでみて30ページで離脱した。再挑戦してるけど結局同じ感想しか今のところ持ててない。
夢を持て!努力しろ!そして日常の些細な事にも感謝しろ!という世間の雰囲気に辟易しているとこういう自己啓発の香りがする本はなんだかウンザリしちゃうんよね。
世の中諸行無常じゃん?
人が自分の努力で変えられることって実はほとんどないし、そんなに頑張らなくて良くない?
てか普通でよくない?普通ってすごいことじゃない?普通になるのって本当はすごく大変なことじゃない?
夢を持つのは素敵なことだよ。夢があると生活にハリが出て、楽しく過ごせるよね。でも世の中が夢至上主義になっててどんな創作にも素晴らしい夢を持つことが良しとして語られるのをみるともうウンザリしちゃうのよね。
壮大な夢がなくて普通に暮らすのが夢ってだめなん?
そんなのは夢じゃないわけ?
はぁ。
最後まで読んだら気持ちが変わるのかな?
わたしは経営者になりたいわけでもないし、お金を稼いで六本木でパーティーしたいわけでもないんだけど。
そんな辟易とした気持ちで読み進めてます。

 なんか嘘くさいよねこういう本。
嫌いです。
著名な経営者のちょっとした一言を並べ立ててるけどどんな文脈で出たのかとか背景とかほぼないもんね。
そりゃ私だって30年も生きてりゃどっかで1つや2つ格言じみたこと言ってるよ。
でも人間の発言なんて明日になったら違うこと言ってるくらい不確かなもんなのにそれを崇め奉ってこんな考えだから成功できた!ってやるのどうなん?
しかも言ってることは道徳の教科書の焼き直しじゃん。
キリストとかブッダとか孔子が言ってることとか突き詰めればみんな同じだよ。
結局みんな同じこと言ってんの。
それをわざわざ経営者や著名人の言葉や考えとして伝えてくるこの本に嫌悪感ありますね。

最後まで読めるんだろうか。はぁ。
同じような感想持った人多分結構いるんだろうけどあまり表で語ってないね。
この本に期待して読んでがっかりした人と、この本をボロクソにこき下ろしながら語りたい気分だわ。
そのためにはまず読了しなくちゃね。
まず敵を知らないと。
その気持ちで読んでいこう。ふぅ。


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