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初めて1曲作るまでの話(2020年6月から2021年3月までの軌跡)

私が初めて1曲作って投稿したのが、2021年3月の事になります。
それまでに、どんな過去を辿っていたのか、少し綴ってみようと思います。

前提として、私は作曲の経験が無い、未経験からのスタートです。
小・中学生時代に、授業等で楽器を触った以来です。(基本、リコーダーと鍵盤ハーモニカのようなものだけ。)

※本記事には、Amazon.co.jpアソシエイトを利用したリンクを貼り付けております。

2020年6月:挑戦が始まる

私が、「初音ミク」での作曲に関心を持ったのは、新型コロナウイルスの影響が出始めた、第1回目の緊急事態宣言開けの2020年6月頃。

ニコニコ動画でボカロ曲を聴いている中、何気なく、自分も少し作曲をしてみたいと思い、体験版を入手しました。
その後、製品版を購入するまで4ヶ月空いているのですが・・・??

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2020年6月:体験版の導入方法が分からなかった

製品版の購入まで4ヶ月空いてしまったのは、導入方法が分からず、一旦諦めてしまったからです・・・。

「初音ミクV4X 体験版」には、「DAW」と呼ばれる、曲のデータを編集するソフトウェアが付属しておらず、自身で入手する必要がありました。
Windowsの場合、「Cakewalk」という、フリーで使えるDAWがあり、こちらを利用することが出来ます。

以前 一度自分で導入した際には上手く出来なかったのですが、上記記事を見ながら、製品版で試してみたところ、上手くいきました。今となっては謎ですね・・・。
体験版を入手して、少し試してみたいと思った方は、上記 記事を参考にしてみると良いと思います。

2020年10月:思い切って、製品版を購入した

体験版の入手から、4ヶ月。思い切って製品版(DL)を購入しました。
途中で諦め切れなかったんですよね。

パッケージでお迎えしても良かったのですが、DL版でも抵抗はなかったので・・・、バーチャルなセカイからお迎えしました。(パッケージの画像が出てこないのはこれが理由です。)

2020年11月:「作りながら覚える 3日で作曲入門」を元に、作曲入門を始める

作曲の勉強を始めるにあたって、最初に手に取ったのが、この「作りながら覚える 3日で作曲入門」という本でした。
手に取った理由は、「音楽理論から入らないので、スタートダッシュを切りやすいのでは?」と思ったからです。いきなり理論から入ると、挫折しやすいので・・・。

最後まで一度読んで見たのですが、コード進行の部分がイマイチ理解できず、一度は中断しました・・・。

多分ですが、私の中で「コード進行」というものがどういうものか、イメージできていなかったのだと思います。「コード」というものと「メロディー」は別物だと言うことに、後々 気が付きました。

補足:この記事を書いている現時点では、同じ著者の方の新しい本「作曲はじめます! ~マンガで身に付く曲づくりの基本」も出ています。
「3日で作曲入門」では「Domino」というフリーソフトが使われていましたが、初音ミクV4Xの製品版に付属しているDAW、「Studio One」の無料版をベースに解説が進められています。
こちらの本をベースに進めると、将来的に「初音ミク」の製品版を購入した際に、シームレスに移行できるかもしれませんね。
ちなみに、後に作った2曲目は、こちらの本を参考にさせて頂きました。

2021年1月:とりあえず、色々いじってみる

2021年2月:作曲支援のプラグインを導入してみる

AIを搭載した作曲支援のツールがあるとのことで導入してみました。

結果的に、コード進行の意味が理解できている方が良いことに気が付き、このときの私には、利用するのはまだ早かったようでした。

2021年3月:再び、作曲支援のプラグインを元に、コード進行について学ぶ

2021年3月:ボカロ入門の生放送が転機に

転機となったのは、偶然気になって見ていた、「君もボカロPになってみないか?! 今年こそボカロPデビューしてみようよ!」(2021/03/14(日) というニコニコ生放送の番組がきっかけでした。

この生放送では、「サンプルパック」と呼ばれる、音のメロディー素材を集めたようなものを利用して、1曲作ってみよう、というコンセプトで進む形式で、メロディーの打ち込み経験が無くとも、曲って作れるんだ・・・!と気付くきっかけになりました。

※著作権等の兼ね合いもありますので、各サンプルパックの利用規約は必ずお読み下さい。

※好評だったようで、2021年7月に第2弾も開催されました。

何を思ったのか、放送を見た私、期限である2021年4月のニコニコ超会議までに1曲作るぞ!と自信ありげに意気込んでしまったんですよね。

とはいえ、サンプルパックがあるからとはいえ、簡単に出来るようなものでは無かったんです・・・。
サイト上からどのサンプルパックを選んで購入して、どう組み合わせるか、というところが非常に難しく、「3日で作曲入門」でドラムの音が上手く出来ていれば、とりあえずは音楽っぽくなるということが分かっていたので、そちらに重点を置いて考えました。

2021年3月:そして、初めてのオリジナル曲が

そして、放送からほぼ2週間後・・・。
1曲完成しました。アニメのテーマ曲よりも短い、本当に短い1分の曲です。
自分でも短いな・・・とは思ったのですが、先ずは曲として1曲を作り上げる、ということを目標にしたので、思い切ってここまで形にしました。

どうやって作り上げたか、なのですが・・・、感覚です。音楽理論はとりあえず隅に置いて、このメロディーの組み合わせなら違和感ないだろう、という感覚で作りました。

技術力もまだ無く、投稿後の反応がどのようになるのか、非常に不安だったのですが、本当に有り難いことに、沢山の方から祝福のメッセージや反応を頂きました。

この1曲を作り上げたことで、作曲挑戦への歯車が回り始め、2021年7月末には、またもや1分ほどの短い曲ですが、オリジナル曲を作りました。

以上が私が1曲を作るに至ったまでの経緯でした。

気づき:作曲未経験からでも曲は作れる

作曲というと、「楽器が扱える人が出来るもの」というイメージがあったのですが、最近では決してそうでは無いようです。
PCが1台あれば、作曲に挑戦することができ、敷居が低くなっているようです。最近は、スマホでも作曲が出来るとも言いますから凄いですよね・・・。

楽器が弾けなくてもパソコン上の操作で完結する為、作曲未経験でも曲を作れるチャンスはあります。

気づき:変でも良いので、練習途中の作品は、見える形で残しておくこと

是非 練習途中の作品は、見える形で残してみて下さい。私も上記のツイートのように、著作権的に問題の無い範囲で、あえて軌跡を残していたのですが、後々に「成長した」と感じることが出来るので、モチベーションアップにも繋がります。

過去を掘り返すにあたって、昔のツイートを見返したのですが、非常に不協和音な音を連ねてるなー、と思いました・・・。(恥ずかしい。)
でも、それとは逆に、ちょっとは出来るようになったな、とも感じています。

気づき:理想と現実

これは、難しいところです。
最初は、理想はこういう曲が作りたいけども・・・、というギャップを受け入れる必要もあるかもしれません・・・。

実は、1曲目、私は明るい曲を作るつもりでした。VOCALOIDイメージソングや、ピアノバラードが好きなので。
ですが、感覚で音を並べて結果的に出来上がったのは、儚げな暗めの曲です。

作曲以外にも言えることかもしれませんが、いきなり完璧な状態を目指そうとしても中々難しいものですよね・・・。

まとめ:一歩を踏み出すために

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私自身 まだ初心者レベルの為、今後どのように学習を進めていくべきか、については明確な答えを出すことは出来ていません。入門向けの記事や本等を見ながら、試行錯誤を続けています。

ただ、1曲を短くても形にしたことで、「作曲」というものが楽しくなってきた、ということで、一歩を踏み出すことが出来ました、ということをお伝えできればと思います。

「思い切って始めてみる」「作曲を楽しむこと」、これがスタートでした。