わた愛、読みました。

「わた愛」、ご存知でしょうか。
浅田悠介さん著、「わたしは愛される実験をはじめた。」という本です。略して「わた愛」とのこと。

もともとはコラムとして連載されており、コラム読者の私としては、書籍化にあたりどうアレンジが加わっているのかと気になり購入。

ちなみに、以下の感想は、コラムと書籍、どっちも読んだ方向けです。というか、コラムとの比較みたいになってしまったのですが。

一応私のプロフィール。
25才、女、社会人5年目。
 
さて、わた愛、コラムを初めて読んだときは、胸に杭がグサッ!と刺さった回数数知れず。
コラムの話数に驚きつつ、とりあえず読んでみるかと読み始め、ものの2話目で



パンケーキ女ってのは〝白馬の王子様なんているわけない〟なんていいながら、結局、心のどこかで〝いつか運命の出会いが〟なんて信じてる、甘ったれ女のことをいうのよ。


グサッ!!!

貫通です。正に私のことじゃないか…!!!!と。
そして、このコラムを読むことを決意しました。


書籍は、基本的な流れはコラムとだいたい同じでしたが、さらに読みやすく、すっきりとされたイメージでした。
オクムラさんや、合コンシーンが丸ごとカットされていたのにはびっくり。そしてちょっとさみしかったなどと。

あとは、個人的に、コラムの43話の「いい男はよってこない、いいよってくる男はつまんない?」、好きなんです。
本当に読む度自分はパンケーキだなあと、グサグサなりながら読んでいましたが、まさこの43話もそうでした。

さてここが書籍でどうなっていたかというと、フィッシュであるヤナギくんからのアプローチを受けたパンケーキちゃんことミホが、ベニコさんに相談しに行ったところでそのままフィッシュとタイガーの話に持ち込まれていました。
あれ?結局フィッシュにはどう接したらいいの?と、ちょっと肩透かしをくらったところで、はっコラム!となりコラムを読み返すという。
けっこう、書籍とコラムを往復しながら読んでました。

(映画化された小説でも私はありがちなのですが、原作と、リニューアルされたものを比較してしまう癖は、治したいものです。
どちらにもそれぞれの良さはあって、自分がそのどちらを好きかということなんだと思うのですが。
比較した方が、評価を付けやすいからそうしてしまうのかもしれません。反省。)

さてそれはさておき、書籍の1番良いところは、なんと言っても完結しているところ!
コラムでもんもんと続きを待っている間に、書籍の方が追い越して、完全版として出版されました!
魂を削って執筆してくださった浅田さん、ありがとうございます!!

そして、これにより私の中のビジョンが明確化されました!
目指すべきはゴールデンフィッシュだ!
まさにパンケーキ女のモデルのような私は、やはりタイガーに惹かれがちな自覚はありましたが、フィッシュをもっとよく見つめるべきだったんだなと。


それと、永遠に私が悩んでいた、好きな人ができない問題にも解決の兆しというか、小さなヒントをもらえました。

それは書籍終盤の、
「もっと愛される実験をはじめよう 恋愛認知学 SPECIAL LESSON」に収録されていた、「第8条 好きな人ができない貴方へ」でした。

まさにこれは私がここ数年悩みに悩みまくっていた課題である、「好きとは何か」問題を解決するのによい手がかりでした。
「なんでみんな普通に好きな人ができるの?」
「そもそも好きって何?」
「一緒に居て楽でも、スキンシップはしたくない」
「スキンシップは平気でもしんどい」
などなど。
まあおよそ1人でぐるぐる考えていても解決はしないであろう問題を、でも好きじゃないのにお付き合いするのは申し訳ないし、とか、本当に、本当にもんもんと考えていました。

しかし、長年考えたおかげか、なんとなく決着が着きそうで、そしてこの第8条を読んだことで更に解決に近づいた感覚がありました。
 
つまり、私は感覚に頼りすぎるあまりに相手のことをちゃんと知ろうとしていなかったんだなと。

さて、まだまだ区切りがつかなそうなので、この続きはまた次回に持ち越しにします。

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