甲府

首都高だと思っていた道は中央道だった。

窓の外は真っ暗で、山なのか壁なのかもわからない。

やっと少し見える道の端をぼんやりと眺める。

後ろに流れていることはわかる。


ふと、星空を散りばめたみたいなきらめきが広がった。

平らに広がる、甲府の夜景だった。

初めて夜景をきれいだと思った。


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