「神聖な市議会」で内藤市長はルール違反?
市長には与えられていない反問権
「反問権」という言葉をみなさんはご存知ですか?
「反問権」とは首長や理事者である市町村側が、議員の質問に答えるだけでなく、逆に聞き返すことができることができる権利です。
一般的に市長など首長や理事者である市町村に「反問権」は認められておらず、長崎市、伊賀市、千葉市、松坂市、横須賀市など「反問権」を認めている地方自治体では条例を定めています。
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徳島市議会 議会事務局によると
「徳島市は市長の反問権は《ない》」とのこと。
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12月議会での森井市議に対し反問(?)した内藤市長
12月議会で、徳島駅前を中心とした賑わいづくりに対して提案・質問をした森井市議に対し、内藤市長はこのような"答弁"を行いました。
(内藤市長)
まちづくりの勉強をされてきたというお話がございましたが、それであれば、受益者負担についてはどのように考えられているのでしょうか。
徳島市議会議事録より
https://bit.ly/3xdFoc2
これは「反問」にあたらないのでしょうか?
そしてこの「答弁」で内藤佐和子市長はこう述べました。
(内藤市長)
また、関連して、本日の質問について森井議員がフェイスブックで発信していることについて少し気になることがあったので申し添えます。
コメント欄である人が、内藤を追及しまくってくださいとコメントしたところ、森井議員は、市民によいことは応援します、悪党は退治しますとコメントしています。
悪党というのは私のことだと推測されますが、仮に私でなかったとしても、徳島市議として不用意な発言ではないかと思います。そして、仮にこれが私のことであるのであれば、謝罪を要求します。
森井市議のFacebookでの発信に対し答弁で「謝罪」を要求しています。
「答弁」で謝罪を要求するということも、一般的な議会のルールからは逸脱しているように感じます。
「神聖な市議会では政策の議論をすべき」
内藤市長は6月議会の閉会の言葉でこう述べました。
(内藤市長)
デマやうわさ話、不正確な情報をもとに、この神聖なる本会議場で発言する姿は、議会のあるべき姿なのか。建設的な質問や答弁を通していいまちに変えていくことが私に課せられた使命だ
「神聖な議会」と述べた議論の場で、ルールを自ら破っているのではないでしょうか。
Youtubeに議会の映像がupされていました
内藤佐和子 徳島市長 閉会の挨拶「もう少し高いレベルの議論をしませんか?」2021年6月24日
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