お友達優遇!?徳島市のコロナ危機突破プロジェクト創造支援事業

内藤佐和子市長が積極的に場に赴き、熱心にSNSを発信していることの一つが「コロナ危機突破プロジェクト創造支援事業」。
新型コロナウイルス感染症の収束がいまだに見通せない中、官民が一体となって危機を乗り越えていくために、民間事業者が中心となって実施する、アイデアやノウハウを活用した新たなプロジェクトが夏に募集されました。

公募期間は令和4年5月9日から令和4年6月10日17時まで。
徳島市のホームページでも告知されていました。

令和4年度版徳島市コロナ危機突破プロジェクト創造支援事業補助金
https://www.city.tokushima.tokushima.jp/shisei/keizai/jigyosha/tyusyokigyo/souzousien.html

採択されたのは「経済活性化部門」6事業「公共施設等誘客・利活用部門」2事業

徳島市コロナ危機突破プロジェクト創造支援事業
https://www.city.tokushima.tokushima.jp/shisei/keizai/jigyosha/tyusyokigyo/20220720094952018.html

この支援事業に対して少し疑問を感じた市民の方が「コロナ危機突破プロジェクト創造支援事業」について、徳島市の経済部・鈴田善美部長宛に問い合わせをし、情報を共有いただきました。
鈴田部長は体調不良が理由で電話には出てくださらず、経済政策課長が対応してくださったとのこと。

以下、共有いただいた情報を市民の皆様にもお伝えします。


●水都徳島体感!水ベンチャー事業(阿部建設)

《支払い上限額 500万円》

水辺でヨットスクールやヨット体験を催すとのこと。


●車いす街歩きを通じた地域活性化プロジェクト
(一般社団法人 WheeLog)

《支払い上限額 400万》

先日Twitterでもその様子が投稿されていました。

事業所の所在地は東京都千代田区。

また主催のWheeLog代表の織田友理子氏のインスタグラムによると、
9月に内藤市長に会い、「こんなイベントやりたい」と協力お願いしたところすぐ様快諾してくれた、とのこと。

コロナ危機突破プロジェクト創造支援事業について徳島市HPの最終更新日は8月5日になってます。
インスタの投稿日は10月10日
ということは、9月に内藤市長に打診して、このプロジェクトが決まったということなのでしょうか?


●Tech Trip TOKUSHIMA City
(スカイランドベンチャーズ株式会社)

《支払い上限額 500万円》

徳島市のPR映像の作成。
事業所の所在地は東京都渋谷区。
海外のベンチャー企業に投資誘致が主な事業で、徳島市とのこの取り組みが地方創生に取り組み始めての事業であることが、プレスリリースにも記載されています。

地方創生×インバウンドを狙ってとのことですが、現時点で徳島市公式chでの再生回数は500回に満たず。


●人材交流育成プロジェクト
(富永ジョイナー有限会社)

《支払い上限額 500万円》

両国本町にOPENする貸スペース。 セミナーやイベントを企画、体験できる場。先日 #内藤市長 がこの場を訪れ、対談をされたそう。


●とくしま市初!正式利用できるキャンプ場プロジェクト(株式会社 原不動産)

《支払い上限額 500万円》

入田町に新たにできるキャンプ場の整備。


●PoliPoli Govによる官民共創による政策実現のためのコミュニティ等企画運営業務
(株式会社PoliPoli)

《支払い上限額 250万円》

市民行政に対する意見を聞く場を設ける。
プラットフォームで座談会を開催し、政策に反映するとのこと。

事業所の所在地は神奈川県鎌倉市


●まけるな!みらいへむけてZoo~っとくしまFUN
(株式会社 トラストセーフティ)

《支払い上限額 1000万円》

動物園で全力パーク。
足場を使って迷路やアスレチックが設置。
動物園で歌謡ショーやフェスが開催され、動物への影響も懸念されています。

株式会社トラストセーフティについて検索すると、大工工事、とび・土工工事などで建設業許可を取っている企業のよう。

現在とくしま動物園で開催されている「全力パーク」はずぅ〜っとくしまFun実行委員会が主催となっており、報道でもそのように報じられました。

徳島新聞の報道によると、"徳島市の女性会社員が、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ市を盛り上げようと、同級生らに呼び掛けて「ずぅ~っとくしまFun実行委員会」を結成"と記載されています。

イベント企画の専門家ではなく、これまで実績がないと思われる実行委員会に1000万円の補助金が支払われる予定です。


●温故知新”藩政の時代へ
古きを訪ね新しきを知る
(未来創造技術研究所株式会社)

《支払い上限額 1000万円》

ひょうたん島クルーズのアプリ開発とのこと。
事業主の未来創造技術研究所のHPには企業情報が掲載されておらず。


登記簿を検索すると「法人番号指定年月日 」が令和4年3月10日 となっています。

どのような実績が評価され、1000万もの予算がついたのでしょうか。


補助金は実行予算の3分の2を最大で支払われるそうです。
例)
1500万円なら、1000万円を徳島市が補助
2月までに営業を終え、3月に実績をまとめ、市議会に報告されるとのことです。



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