【大学受験】 化学 身近なことにも疑問を持ち続けよう!〜パスチャレ#417〜
written by うみ
皆さんこんにちは!うみです。
年度も終わりに近づき、新しい学年への準備をしていたり新生活への準備を迎えていたりする人が多い季節になってきましたね!
今日はそんな新生活にぴったり(?)の日常に潜む不思議についての問題です!
それでは答えを見ていきましょう!
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今回は皆さんの生活に欠かせない水についての不思議な性質に関する問題でした。
通常の物質は等物質量の場合、液体より固体の方が体積が小さくなるのですが、水の場合は氷になると体積が増えて、約1.1倍になっちゃいます!
氷が水に浮くのはこれが理由なのですが、そうなる原因は水の分子構造と結合に原因があります!
水分子は水素原子2つと酸素原子1つが結合してできていますが、酸素原子が水素原子より強く電子を引きつける力を持っているため、酸素原子側にマイナスの電荷が、水素側にはプラスの電荷を持つようになります。(これを極性といいます)
これによって分子全体では中性的な分子ですが、部分的には磁石のような働きを持つようになります!
このようになった磁石たちが引き合って結合することを水素結合といい、これによって水分子の集合が形成されます!
液体では水分子自体が動いているため、水素結合による結合は生じないのですが、固体になると水分子は動かなくなるため水素結合の力が働き、結晶のように構造が固定されます!
その際水分子は曲がった構造をしているため、水素結合によって規則正しく並んだ際に隙間を作るので、その影響で液体に比べて体積が増加するのです!
ちなみに水の体積が最も小さくなる(体積あたりの重さが一番重くなる)のは3.98℃の時です!
さて、身近にある水についての知識は深まったでしょうか?
今後水に触れるときはこのブログの内容をぜひ思い出してもらえればと思います!!!
それではみなさん、年度末までの嫌な思い出は水に流して来年度の新生活頑張っていきましょう!!!
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うみ
早稲田大学 創造理工学部 総合機械工学科 新3年
千葉県出身。数学が好きで、浪人時は東大模試にて数学100点overの経験あり。
過去問のおすすめは東北大学の化学。有機化学の良問が沢山入っているので腕試しに是非。
最近は数学よりロボットやWebプログラミング、声優・アイドルが好き。
最近のマイブームはバンドサウンドの強い曲を探すこととライブに行くこと。