おかねの4つの使い方
こんにちは。資産運用会社で働く3人、写真左から、うまゆうこ、横山レイチェル、みぽりん、で、「ぱふーむ」と申します。
私たちの仕事であり大好物の長期投資や資産づくりについてリラックスしすぎな雰囲気でおしゃべりするWEB番組『ぱふーむの長期投資道あることないこと』の内容を元に、このnoteではコラムを展開していきます。
レイ 今日のテーマは「お金の4つの使い方」です。早速ですが、みぽりんはお金分けて使ってますか?
みぽ 分けてるかって聞かれれば分けてるって事になる・・・って気が付いた。
レイ うまちゃんはお金を分けて使ってますか?
うま 分けてる・・って事になってる。
レイ うん。ふたりとも切れ味悪いのは、きっと、使ったお金をカテゴリー分類すれば結果として分かれるってことだよね?いまは物理的にお金を封筒に分けている人はきっと少ないし。
うま 私は今、教育費が重い時期。学費は月々決まった額が出ていくし、光熱費なんかも然り。全部引き落としになってるから、ごっそり決まった額が口座をすり抜けていくっていう。給料日が一番さみしい日だよ。
レイ みぽりんは?
みぽ 私は入ってきたものを使うっていう、それ以外に使うってなに??って時代が長かった。社会人少し経ってから将来のためにふやす投資を始めた。職業柄、ふやすということをはじめたのは同年代の人たちより早かったと思う。それを別の財布というふうに認識するんだったらそこで使い方がひとつ増えたんだね。あと、使って残ってたらたまるって感じ。使う、ふやす、(たまらないけど)ためる。で3つ。そのあと今の会社に入って寄付という使い方が増えた。で4つ。
レイ ためるよりもふやすが先に出てくるところがあなたらしい!
みぽ 人生を振り返ると最初にお金を認識したのって3才-4才くらいだと思うんだけどそのときは使うしかなかった。
うま&レイ そりゃそうだ!
みぽ お買い物について行ってレジにお金を出すのをやらせてもらったりする。その後、お年玉を認識するのが5-6才くらい。これは自分のお金だって眺めたり数えたりで、おばあちゃんに言われて郵便局にいく。これがためる。そうやって、使うの種類がちょっとずつ増えてきたってことなんだね。
レイ 私も、こども時代や学生時代に郵便局や銀行の口座でためてた時代があるけど、これは貯金箱のかわりとして。利子や融資に回ることはあんまり分かっていなかったから。私もこの会社に入る少し前くらいからかな、寄付や資産づくりを認識したの。だからここ10年くらい。長い間つかうとためるしかなかった。
みぽ でもそういうもんじゃない?そしてもしかしたら一生使い方は消費だけっていう人もいるんじゃないかな?
うま ふやすの手段である投資が賭けや無駄遣いに近いと感じていて、ふやすという概念じゃない人もいるよね。無駄な消費って思ってる、だからやらないっていう人。
みぽ 投資の捉え方が変わってきたのは、時代の変化もあるよね、いま、ためるとふやすが距離が近くなってきてる気がする。私たちのこども時代は郵便局にお年玉持っていけば10年後に2倍になったし、おじいちゃんは退職金もらったら利息で生活できるって話していた。そのころは本当に貯めてたら殖えていたんだもん。
レイ だから投資はやりたい人がやることだった。
うま で、やってみたら失敗して大ケガ。そして家訓に残すの、「株式投資は手を出すべからず!」って。だいぶ感覚変わったよね。積立がずいぶん一般的になった。
みぽ 寄付はどう?
うま 寄付も投資と同じでまだまだ二分されている感じがある。寄付を当たり前に思う人と、自分には関係なくてお金持ちがするものって考えている人と。でも、クラウドファンディングが出てきてずいぶん変わったと思う。
みぽ 楽しんでやる感覚が出てきたよね。いろんな議論あるけどふるさと納税も楽しみながらできる寄付。
うま 楽しみながらできるがゆえに誘いも増えた。お金を分けるのはここでも役立っていて、いくらまでって決めているから使いすぎちゃうことがない。自分の中の整理ができてるから。
レイ 私たちが日頃セミナーで紹介しているお金の4つの使い方。それは、つかう、ためる、ふやす、寄付する。お金にはこんな使い方があるんだよ、こういう風に分けて使うといいよ、っていうお話をしているんだけど。4つが正解ってわけでもないし、2つの人、5つ、6つの人、色々いてもちろんいいんだけど、でも、消費だけっていうのだと自転車操業になりがち。お金を分けて使うっていうのは人生100年時代の大人の嗜みかもしれないね。
みぽ ためるだけっていうのも、人それぞれの価値観だからいいんだけど、いま銀行に預けておいても、なかなかそれが貸し出しに回ったりしないから世の中に循環していかない可能性が高いので、もったいないんじゃないのっていう気持ちが私の中に素朴にあって。将来のためにとってあるんだろうけど、せっかく自分が稼いだお金、使わない間はうまく世の中で活用されたらいいなと。そういう感覚が持てるか持てないかだけでも、違うと思う。もちろんベースがあってのこと。なんでもかんでも世の中に行ってくれちゃマズいんだけど。
レイ 自分の生活がまわる範囲で、ってことだよね。
みぽ 共通しているのは、自分のお金がすごく自分事だけだった時代があって、そこから自分事だけじゃなくて社会のこととか目の前の他人とかそういうのに視野が広がっていくのがふやすだったり寄付するだったり。そうやって実践すると結果的になんか自分も楽しい。
レイ この話しようかなと思ったとき、どんな風に分けられるかな、って考えてみたの。つかう、ためるは自分のためだけに使う。ふやす、きふするは自分を含めた社会のために使う、っていう分け方もあるね。社会のためっていうのは”自分を含めた”っていうところがポイントなんだけれども。それとか、つかう、ためるは今の自分やちょっと先の自分のために使う、ふやす、きふするは未来の自分のために使うっていうそういう分け方もあるんだろうね。分け方いろいろ。
うま 聞いてて思ったのは、お金ってものがちょっとよくわからないって思ってる人がいるんじゃないかな?実感として持っていなくて、どこか恐れているっていうか。無くなってしまうんじゃないかとか、あと、使うことへの罪悪感があるとか。幸せそうなお金持ちを見ていると、お金を使うことに恐れがないと感じる。(使うほうの)お金持ちって、お金が循環して返ってくることを実感として持っている、必ず返ってくることを知っている人が多いんじゃないかな。
レイ たしかに!
うま 私は今すごく使ってるけど・・・返ってきてる実感は・・・今のところ・・ないかも・・・?
みぽ そりゃ修行だね!笑
レイ こどもが今の私たちくらいの年齢にならないと分からないのかもよ!笑
うま とにかくお金を使うこと、手元から一時的に離れることにあまり恐怖心やいやなドキドキ感がなくなってくるとGoodなんじゃないかと思います。
レイ お金って強いチカラがあるんだけど、心を支配されてはならないってことよね。お金に支配されずに、自分の人生をよりよくしていくための道具として使っていく。
みぽ お金持ちはこぞって「お金は天下の回りもの」っていうけど、自分が庶民なもんだからひがみが先にたっちゃって。笑!でもお金持ちってきっと本当にそう思って言っているんだよね。
レイ お金持ちの気持ちは想像してみることしかできないけどw循環が感じられてるんだろうな。
みぽ だからさ、庶民も素直に耳を傾けて。抱え込まずに使いましょうって。
レイ お金を手放してみないと分からないこともあるんでしょうね。よくギブ&テイクの話で出てくるけど、先にギブしないとその循環は回りださないってやつ。お金の循環も同じかもしれないね。
うま 深いねぇ。。
レイ さっきの4つの使い方はこどものお金セミナーで話していることなんだけど、こどもはお金との付き合いも短いし、稼ぐことをせずに、もらって使うだけだから、お金に対する思考も、まあ、浅くて当然。それより、親のお金との付き合い方がやっぱり子供のお金観に影響するのは避けられないんだよね。だから大人である親がお金をどう考え、どう付き合い、どう使うか、ってことが重要だと思うの。大人にこそ、おかねの使い方のバリエーションを!
みぽ お~オトナたち責任重大ww
レイ 次回はこの4つの使い方私たちの具体例をお話ししたいと思います!
今日のまとめ
・お金の4つの使い方は「つかう」「ためる」「ふやす」「寄付する」
・お金の使い方のバリエーションはだんだん増えていく
・お金をいったん手放してみると循環が回りだす(かも)
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