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眼鏡歴15周年にして初めて愛せる眼鏡と出会えた🎉

眼鏡歴15周年を迎える今年、長年目を背けてきた「似合う眼鏡探し」に向き合ったので記念noteです!!!👏

えっ今書いて改めてびっくり、私眼鏡歴15年なんだ…………?
そもそもそんなに眼鏡歴が長いのにどうして真剣に眼鏡と向き合ってこなかったかというと、眼鏡をかけた自分に全く良い印象がなかったし、周りからも眼鏡についてポジティブな評価を受けたこともなかったためコンタクトに逃げていたから。考えてみるとコンタクトを使い始めて以降は、眼鏡をかけるのは家にいるときと高校のプールの授業の後くらいだったかも…。

眼鏡と向き合おうと思った経緯

実は今回の前にも一度、「外にして行ける眼鏡」として本気で眼鏡選びをしたことがある。
昨年7月にコロナでホテル療養をしたとき、眼鏡で1日過ごす楽さに目覚め、加えて同時期に私の眼鏡選びの悩みの一つである「目が悪すぎて(コンタクト度数-8.00)レンズを入れると目が小さくなる」を解決してくれる「強度近視のための眼鏡の選び方」をSNSで目にしたので、知識をフル活用してこれなら外にかけて行けるんじゃない?と思える眼鏡を某量販店で購入。確かにそれまで使っていたものに比べれば断然目は小さくならないし気に入ったは気に入ったけど、なおやっぱり「素顔のほうが絶対いいな…」という気持ちが強く、結局先代眼鏡と変わらず家でしかかけない眼鏡となってしまいました。
結果としてより一層眼鏡への諦めが強くなったものの、その後健康診断で緑内障疑いをかけられたりする中で(結局問題はなかったけど)、眼鏡のほうが目の健康にはいいし、眼鏡のまま外に行く選択肢があったら楽だよな…と未練を募らせた私は、前回の敗因を「安い眼鏡だったからじゃない?」とやや安直に分析。元々服飾品に対して「高いのにはやっぱり理由がある」と信じている節があるので、一度量販店ではないそれなりの眼鏡屋さんで買ってみて、それでもだめならいよいよ諦めよう!と思ったのでした。今までは眼鏡に期待しつつも根底のどこかに「まあ結局は素顔のほうが好きなんだけどね〜」的な保険?諦め?を持ちながら選んでたけど、高いお金出すとなると真剣になるしね。

さっそく眼鏡屋行脚

そうと決まったらお店に行こう!ということで、眼鏡選びデーを設定。大金を使うときは「この世のどれよりもこれが正解!」と思いたいので、可能な限りたくさん見るべく1日フルに使って5軒回るプランを立てる。
お店選びはこちらのツイート↓を大いに参考にさせていただきました!

私自身はJJGを名乗る資格はない刹那的な着道楽ですが、JJGのみなさんの情報いつも参考にしています、ありがとうございます…!(恐縮ですが今回はタグ使わせていただきます!)

そして迎えた行脚当日、どこも接客が素晴らしかった~!そこそこ値の張る眼鏡屋さんではまず入店すると店員さんが希望を聞いてくれて、いくつか提案してくれます。というかそもそも勝手に試着しちゃいけない空気(ビビりすぎかも笑)。
とりあえずどのお店でも「強度近視向けの眼鏡」「今は普段眼鏡をかけていないけど、平日仕事に行くとき(≒普段着の日)にかけたい」と伝えて、その後は出してもらったものに対して色々会話しながら選んでいきました。

試着してわかったこと~迷い

とにかくそれをかけた自分の顔に納得できればOKというスタンスだったので当初は眼鏡自体の特徴にあまりこだわりはなかったけど、5軒も行くとなんとなくおすすめされる・かつ自分でも似合う気がする眼鏡の特徴が見えてきた。

<強度近視の人全般におすすめな特徴・見るべきポイント>
(このあたりの理論はこちらのサイトがすごくわかりやすかったのでぜひ)

  • レンズが小さいもの

  • フレームの色が濃いもの

  • 黒目がレンズの中心に来るサイズ感(これは強度近視でなくても眼鏡選び全般に言われることだけど、レンズのゆがみが強い強度近視の人ほど黒目をきれいに見せるために大切になってくる)

  • なるべく顔とレンズを近づけられるもの→レトロな型だと鼻あてがないものもあるけど、調整の余地がなくなるので避けたほうがよい

これらは前回の眼鏡選びのときもそれなりに意識していたつもりですが、専門店でプロに選んでもらうと近道だし、品揃えも豊富でより最適解に近いものに出会えるなと思いました。

<私個人に似合うポイント>

  • フレームは細め

  • 色は赤~ピンクブラウン/青みの入ったべっ甲/ネイビー~明るい黒(長年PC春or夏で自認が揺れていたけど、ここで人から見るとブルべっぽいんだな~と感じられて面白かった)

  • 形はボストン~丸

  • 鼻あてとブリッジの主張があまりないもの(これはどちらかというと私の好み)

で、すべてのお店を回り切った後、試着の時に撮らせてもらった写真を見て候補を以下の3型4個に厳選。その場で鏡で見るのとまた違う印象になるものもあったので、写真撮ってほんとによかった。

  • 候補①:AKITTOの眼鏡(ピンクブラウン)

  • 候補②:金子眼鏡×ISSEY MIYAKEの眼鏡(白or黒)

  • 候補③:LINDBERGの眼鏡(ネイビー)

この中でかけてみて一番感動したのは③LINDBERG。
ただ置いてあるときは正直かわいいともおしゃれだとも思わなかったのに、かけてみるとすごく自然で素顔とほぼ変わらないのになんだか素敵に見えて、こんな眼鏡初めて!と思った。なんというか「自分の顔を格上げしてくれる」感じ。ただ他2つより一段階値段が高く予算オーバーで、それに見合う唯一無二さは感じたものの、まだ本当に毎日眼鏡を使える自信が100%ではない中で出すお値段としてはリスキーかなと思い除外。
そしていよいよ候補は2型になったところで、まったく決められなくなってしまいました…。

眼鏡に何を求めていたのか再度自問自答~決定

もはや自分がどういうポイントで迷っているのかもわからなくなってきたので、まず候補①②それぞれについての情報をまとめてみることにした。

  • 候補①:強度近視向け眼鏡に力を入れているお店で勧めてもらった。とにかくレンズが小さく、度が入っていない試着の段階では目が大きすぎるくらいなので、度を入れても目が小さく見えないであろう眼鏡。デザインはさりげないながらもディティールまでかわいいかつ、ベーシックな色で顔にも馴染むので、あまりシーンや服装を選ばず素顔のときと変わらず使えそう。お店の方も1本あって損はないと言っていた。

  • 候補②:①に比べるとレンズが大きく、今持っているものとあんまり変わらないので目が小さくなる可能性はある。でも試着段階でのときめきは上だった。一見何の変哲もない丸眼鏡に見えるし、丸眼鏡すぎて主張が強くなりすぎそうと思ったけど、面白い感じの丸眼鏡(伝わります?笑)ではなくおジャ魔女どれみのはづきちゃん的な程よい「眼鏡っ子感」みたいなものが出る。このお店で他に選んでもらった眼鏡を見ても、選んでくれたお店の方が「眼鏡ならではのかわいさ」みたいなものを大事にしているんだなあとすごく思った。

こうして見ると、目が小さくならないvsときめき の2択な気がする。でも待って、そもそも私は「目が小さくなるから」眼鏡をかけた自分の顔が嫌だったのでは?だったら迷わず①にするはずなのに、迷うってことはほんとの理由は別にあるんじゃない?
ということで、そもそもなんで眼鏡が嫌なのかをちゃんと考えると、以下のような細かい理由から成り立っているのでは?と思い始めました。

<眼鏡が嫌な理由>
一言でいうと「かけた自分の顔を見てテンションが上がらないから」
→なぜテンションが上がらないのか
 目が小さく見えるから ←こう思ってたのが間違いだった
 正)かけた顔がかわいくないから 
 →なぜかわいくないと感じるのか
  その1:目が小さく見えるから
  その2:おしゃれじゃないように見えるから
  →なぜおしゃれじゃないのか
   「目が悪いから仕方なくかけている」という風に見えるから

「目が小さく見えるから」は上のほうにある理由だと思っていたけど、どうやらもう少し下の階層だったみたいです。
これを踏まえて眼鏡に求めているものを改めて定義すると、「とにかくかけた顔をかわいいと思える眼鏡」⇨その条件として「A)ある程度目が小さくならず、B)おしゃれに見える」がある、ということだと思う。
つまり「A)ある程度目が小さくならない」を完璧にクリアしているはずの①がしっくりきていないのは、「B)おしゃれに見える」に当てはまっていないように感じるからでは?そしてさらに深堀りすると、私は「B)おしゃれに見える」≒「あえて眼鏡をかけてますよ感」として捉えており、顔なじみがよい、すなわち素顔に近づけることを目指している(ように見える)①は、「本当は素顔が良いんだけどどうしても眼鏡をかけないといけないからこちらをかけています」という風に感じてしまっているような気がする。(言わずもがなですが眼鏡自体が悪いのではなくて私の顔に合わせたときのお話です)
その点②は存在感がある分、「あえてかけてます感」がすごくあるし、ISSEY MIYAKEブランドの裏打ちもありおしゃれな眼鏡だと自信を持てる。そして②を勧めてくださった店員さんの眼鏡姿がすごく素敵だったことにも背中を押され、②を買うことに決めました!色は最後まで白と黒で迷ったけど、②の懸念材料は目が小さくなることだったので、少しでも目が小さくならないよう濃い色を、ということで黒にしました。
ちなみに③は素顔に近いながらもなんか素敵に見えたので、AとB両方バランスよく満たしてたんだと思う。

購入~その後

ということで、こちらの眼鏡を購入しました~👏オールブラックでありつつも、レンズの外周だけプラスチックと金属が二重になってて動くとツヤっとしてかわいい。

テンプルの先のISSEY MIYAKEマーク(?)もかわいい~

唯一の懸念だった目の大きさも、お店の方が鼻あてを調整して顔とレンズの距離を極限まで近づけてくださったおかげでかなり軽減された。もちろん完全に素顔の時と同じ大きさではないし、レンズが大きめな分横顔のゆがみは多少あるけど、眼鏡自体が上げてくれるテンションを相殺するほどには気になりませんでした。

そして最後に、買った後に気づいて伏線回収じゃん!となったことを一つ。冒頭にも書いた通り、眼鏡について周りからポジティブな評価を受けたことがないと思っていたけど、高校時代(プールの授業後のみ黒い眼鏡をかけていた)に後輩からもらった手紙に、「黒縁眼鏡をかけると芸能人みたいになるもも先輩」と書いてあるのを発見したのです!!!そういえば当時この言葉が嬉しくて、プールの授業の後わざわざコンタクトに替えなくていっか、と思えたのでした。今回結局黒眼鏡を選んだところにすごくご縁を感じる…!そして「芸能人みたい」の言葉が嬉しかったのは、きっと当時から無意識に「あえてかけてます感」を求めていたからなんだろうなあとしみじみ納得。

そんなこんなで、購入してから仕事の日はほとんど毎日かけて出かけてます。最初こそ勇気が必要だったけど、眼鏡にも眼鏡をかけた自分の顔にも日に日に愛着が増していて感動。あんなに眼鏡が嫌だったのに…。もちろんお手頃な眼鏡でも良いものはたくさんあるはずだけど、私が最初の一歩を踏み出すためには必要な出費だったと確信を持てます。
実利の面でも、これまで外泊の時はたとえ実家に1泊とかそんなレベルだったとしてもコンタクトと洗浄液、ケースを用意してたけど、眼鏡でOKと思えると準備が本当に楽で、いろいろな意味ですごく解放された気持ちです!

(愛せる眼鏡と出会えて眼鏡を日常使いする自信がついたので、そのうち予算が理由で外した候補③にも手を出したいな…と思ったりしています…💸)

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