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ちずる奥様ストーリー【3】


 ちずるさんは、とても綺麗なロングヘア―をしていた。
 触れる前からサラサラした手触りだということがわかるストレートヘアー。
 見事なラインが浮かび上がる体は、スレンダーボディで、誰もが目線が吸い寄せられてしまう。
 顏は驚くほどの小顔で、とても三十歳を超えているとは思えない可愛らしさと、美しさを同居させていた。
 そんな彼女は俺の前に立つと、ニッコリと人懐っこい笑顔を浮かべてくれる。
「ご指名ありがとうございます、ちずるです。今日はよろしくお願いします」
 ぺこりと頭を下げる彼女の所作はとても丁寧で、人当たりはとても良かった。
 初めて指名するのだが、もうこの段階から期待できそうな気配がビンビンしている。
「ああ、よろしく。それじゃあ、行こうか」
 そう言って立ち上がり歩き出そうとすると、それとなく俺の腕をとってその細い腕を絡めて来てくれた。
 自然に寄り添ってくれるその動きは、とても気分がいい。
 俺は今日も実に楽しめそうだと思いながら、彼女を伴ってホテルへと向かった。

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