見出し画像

Yoppeくん(フォロワーさんと会ったはなし)

はじめてフォロワーさんのことを書きます.

最近ツイートしたけど,僕は現在うつ状態で勉強とかアルバイトとかの作業がどうあがいてもできず,家にいても涙が出てくるばかりなのでなるべく外に出て人に会うようにしている.そこで,普段会わない人に会ってみようということで遊ぼ~と声をかけてみたのがYoppe(よっぺ)くんだった.


Yoppeくんは同じ大学同じ学部の同級生で,もともとは顔と名前が一致してる程度で全く関わったことはなかった.ただ,入学した当初から,なんとなく直感でこの人と友達なりたい...とずっと思っていた.

僕が1年生の後期くらいにTwitterをはじめて,気づいたらYoppeくんとTwitter相互フォローになっていた.かといって大学でしゃべったりすることはなかったのだが,2年生のとき,とあるグループワークの授業でグループが一緒になった.

僕は当時友達が全然いなくて困っていたので,これはチャンス!と思い,初回の授業が終わった後,

「あの...Yoppeさんですよね...?ぴゅあですぅ...」

と震える声で話しかけてみた.するとYoppeは

「あ~ぴゅあくんじゃ~んはじめまして~^^」
という感じで優しく返してくれた.


でも結局その授業も終わって,特に友達になることもなく,大学内ですれ違ったら「やっほ~」とたまに会釈するくらいの関係になった.




そして気づいたら卒業式の2週間前になっていた.

卒業までに一度きちんと話してみたいと思っていたYoppeくんを,思い切って遊びに誘ってみた.いきなり2人だけで遊ぶなんて断られるかなと思っていたが,快く遊ぼうぜ~とのってくれた.



当日,待ち合わせ場所でYoppeくんと合流した.大学で見かけるときと同じ,明るくて穏やかな雰囲気だった.少しだけ緊張した.

合流してすぐ,乗りたいバスがあったのだが時刻がギリギリに迫っていた.

Yoppeくんは「走ろう!」といってバス停の方へ猛ダッシュで先に行ってしまった.

僕も,全速力で走るYoppeくんの後ろ姿を前に見ながら走った.なんだか今幸せかもしれない,と一瞬思った.

結局バスには間に合わなかった.


やっと乗れたバスは満員で,僕もYoppeくんも一人席で前後になる形で座ることになった.

お互いの顔も見えない状態なので,しゃべれなくなって残念だな,と思っていたら,Yoppeくんが後ろの座席から前にいる僕に,窓と椅子のわずかな隙間から顔をだして話しかけてくれた.

すごい嬉しかった.

就職の話とか,僕がうつになった話とかした.ほぼほぼ初対面とは思えないくらい話が弾んで,まるで友達みたいで,僕は幸せだった.



目的だったアミューズメント施設に到着してからも,ずっと楽しかった.笑いすぎて,途中からほっぺたあたりの筋肉が痛くなった.たしかに最近僕はあんまり笑ってなかったかもな,と思った.

昨日まで泣いてばかりの日々だったのに,Yoppeといたときはうつのことなんか一回も思い出さなくて,いっぱい笑った.そういえば,生きるのって楽しかったかもと思えた.




気づいたら10時間以上一緒にいた.ずっと楽しかった.

「次会うときは卒業式だね~」といって,お別れした.


Yoppeと遊んでから,不思議と気分が明るくなって,暗い日々から少しだけ抜け出せた気がする.ただ遊んだだけの話なのだけれど,僕の中ですごく大きな思い出になった気がした.また会いたいなぁ.


こんな感じで,ただ友達と遊んだだけでだらだら文章を書いてしまうくらい僕は友達が大好きで,ちょっと度を過ぎてると思われるときもあるけど,僕はずっと友達のことを大事にしていきたいし,誰かにとってそういう友達でありたい.




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?