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ほっちのロッヂの記録14:補助線

2月から、ほっちのロッヂで過ごしています。

続けられるかわからないけど、記録できる日はnoteに記録していこうと思います。あと3日!


まなび:補助線

今日は、絵を描く。
模造紙を4枚つなげてアトリエに広げて、木のおもちゃで重石にする。
大きなパレットに赤、白、黄色、緑、オレンジ、肌色…
いろいろ混ぜて、いろいろなピンク色をつくってみる。
茶色の線を2本。
水をいれたトレー、筆、絵の具、布、緩衝材のプチプチ、木のかけら。
補助線やトリガーをちりばめる。
子どもも大人も、ときめきが色やカタチになって紙に降りていくように。

2時間後、こんな感じ。

パレットに手を伸ばして、そのまま色を広げるひと。
筆をとって遊んでみるひと。
細い筆で、丁寧に花びらを描くひと。
車のおもちゃのタイヤに色をつけて転がすひと。
絵の具がついたぷちぷちを口にいれて、くちが緑色になるひと。
折り紙をちぎって貼るひと。
手形や足形をつけるひと。
パレットにのせた水っぽい絵の具で、色のしずくを散らすひと。

たくさん仕掛けておいた補助線が生きて、
そこにいるひとたちの思い思いの表現が、色やカタチになっていく。
私も、何にも考えず、手を絵の具だらけにして楽しんだ。

感覚やときめきが表現されるために、
新たな「好き」や「強み」の発見があるように、
補助線やしかけを用意するのは大切。
環境づくりが好きだと思った。

はじめ、おもちゃの重石じゃなく模造紙をテープで床にはればいいんじゃないか?と提案した。
でも、おもちゃを重石にして困るのは、それをあとから拭かないといけない大人。
紙がくしゃってなって困る人がいるわけでもない。

困るのは誰?誰のためになぜそれを避けようと思うのか。
少しでも気を抜くと、目的と手段、一番大切なはずのことが、ぶれて見えなくなっていく。そこには補助線もトリガーもない、ただ用意された台本と舞台があるだけになっちゃう。
常に気を付けないといけないなあ。

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