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主人・がん・私・・・その10

主人の病気がわかってから私の時間の過ごし方も全く変わりました。

あれこれやらないといけないこと、考えないといけないこと、前回にも書きましたが泣くこと、そこから立て直して笑うこと。24時間という時間の使い方が変わりました。

24時間という1日の時間は変わらないのですから何かが削られることになります。それが自分の仕事であり糧でもあり趣味でもあり大事にしている練習する時間でした。
主人の入院している時、私が家にいれば時間もあるのですが全くその気になれないのです。
そういう自分に対してプロとして終わったなとも思いました。
ではそう思わせたのは主人かと自分に問うとそうじゃないと思います。じゃあなんなんだと考えます、こうやって考えることにも時間を使うようになったのです。

時間が薬になるという言葉も経験しています。時が経ったらいつのまにか楽になったことに気づいた時、時間が薬になったんだなと感じます。

でも時間が私が蝕んでいくこともあるようです。正確にいうと蝕んでいくことに時間が使われています。

しんどいなと思うことを違う視点から考えられたらもしかしたら時間が薬になるのかもしれません。

今の私は難しい人間だなと思います。
こんなんだったっけ?あれ?にも時間を使っています。
あれを思い、これを考え、
そうしているうちに1日終わります。

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