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【ソルフェージュ】ドレミ体操

今日は、大人も子どもも楽しめる「ドレミ体操」を紹介します!
こちらは正しい音程で歌いながら音階やリズム感を鍛えることができます。

3歳ごろ〜大人まで楽しむことができて、レベルもどんどん難しくなっていきます。
ぜひ子どもの集中が切れた時や、体を動かしたくなった時にどうぞ!


1.まずは基本の「ドレミ体操」から!

用意するもの:体が動かせるスペース

ドレミ体操で使う音は「ハ長調の音階」です。
♪〜ドレミファソラシド〜♪ですね!

この音階の音にそれぞれ動きをつけていきます。

「ド」両手で両足首をタッチ!(膝は曲げてもOK)
「レ」 〃 両膝をタッチ!
「ミ」 〃  腰をタッチ!
「ファ」〃  クロスしながら肩をタッチ!
「ソ」 〃 両肩をタッチ!
「ラ」 〃 両耳たぶをタッチ!
「シ」 〃 頭の上をタッチ!
「ド」 〃 バンザイ!

文章じゃわかりにくいかと思うので、下の絵を参考にしてみてください!

両手で赤色の部分をタッチ!

この絵の通り、歌いながらタッチしていきます。
音階は上がったら下がりましょう!
♪〜ドレミファソラシド〜ドシラソファミレド〜♪

はじめは1つ1つの動きを覚えるために、ゆっくり繰り返しましょう。
覚えてきたら、だんだん早くしたり、もっとゆっくりしたりと変化を楽しみましょう。


2.【レベル★★】ペアになってまねっこ

さあ、少しレベルアップしてみましょう!
まだまだ小さい子でもついてこれますよ〜

用意するもの:2人以上で向かい合わせになれるスペース

ルールはとても簡単!
まずはお題を出すリーダーを1人決めます。
それ以外の人は全員リーダーの真似をします。

4分の4拍子のリズムで「ド・レ・ミ〜♪」など歌いながら自分の体をタッチします。
全く同じリズム、音程、動きを他の人も真似します。
間違えたり、タッチできなかったらアウト〜!
間違えた人は、その場でしゃがんでもらって勝ち負けゲームにしても楽しそうですね!
→最後まで残った人は次のリーダーになってもらうなどご褒美もつけるとGood!

はじめは、ドレミなど簡単な動きからやってみると小さい子でもできますよね!
慣れてきたら、
・音を1つ飛ばしたり(ド・ミ・ド〜)
・8分音符のリズムを混ぜて見たり(ドレミレド〜♪)
・簡単な曲を歌ってみたり(ソミミ〜ファレレ〜ドレミファソソソ〜♪)(ちょうちょ)
すると、色んなバリエーションで楽しめますね!
他にもこんな工夫があるよ!などコメントで教えてくださいね☺️


3.【レベル★★★】他の国の音階でも?!

さて、さらにレベルアップすると大人でも難しくなってきます。
皆さんは、ドレミファソラシドが実は日本語じゃないと知っていましたか?
そうなんです。実はこちらはイタリア語なんです。
サウンドオブミュージックの映画をみると、少し発音も違うのがわかると思います。

では、日本語で音階ってどう発音するの?
実は皆さん聞き馴染みのある「いろはにほへと」からきているんですよ。
なので、日本語のハ長調は「ハニホヘトイロハ〜♪」となります。

あれ?なんでイから始まるんじゃないの?と思いますよね。
諸説ありますが、昔赤ん坊の鳴き声がラの音に聞こえたことから
全ての始まりである赤ん坊の音から、音を割り振っていったようです。

少し脱線しましたが、まずは日本語の階名から歌ってみましょう!

「ハニホヘトイロハ〜ハロイトヘホニハ〜♪」

わあ!一気に難しくなりましたね!特に下がってくるときが難しいですね。
黒板や紙などで見えるようにしながらゆっくり覚えていきましょう!

さあ、日本語を覚えたら次はもっと難しいドイツ語!
クラシックを習っていた人たちにとっては簡単でしょうか?

「C D E F G A H C〜♪」

ちょっと待ってください。まさか「シー・ディー」なんて読んでませんよね?
ドイツ語の音階は少し特殊な読みかたをします。

「C」ツェ−
「D」デー
「E」エー
「F」エフ
「G」ゲー
「A」アー
「H」ハー
「C」ツェ−

覚えるのも一苦労ですね!頑張って覚えてみましょう。
特に下がりがまた難しい!現役音大生でも1回で歌える人は少ないでしょう。

さあ、最後に英語で歌いましょう。
コード演奏などをするポピュラー系・ジャズ系の人はこちらの方が馴染み深いでしょう。

「C D E F G A B C〜♪」

おっと、クラシック専攻の皆さん。気づきましたね?
そう。H→Bに変化していますので、ご注意を。

そして読み方も、アルファベットと同じ!
だんだんややこしくなってきましたね〜
頑張って歌ってみましょう!

※ここまでくると大人でも難しいレベルなので、体操せずに歌うだけでもソルフェージュ力が身につきます!

さあ、レベル★★★では一気に難しくなりましたね!
おさらいで、色んな言語をまとめた図を貼っておきますので参考にしてみてください。

階名 早見表

では、いよいよ最難関レベルまでいきましょう!
音大生の方や大人でも覚えるのが大変です!
レッツトライ!


4.【レベル★★★★★】ドイツ語音階を使って半音に挑戦!

さあ、いよいよ最難関のレベルまでやってきました。
ここをマスターできればドレミ体操をマスターしたといっても過言ではありません!笑

クラシック音楽を習っている皆さんなら、今までのレベルは簡単すぎたかもしれません。でもまだ「半音」をまだやっていませんよね?

そもそもクラシックを学んでいる人にとっては、

ハ長調=C dur、ハ短調=C moll      という言葉の方が多く耳にします。

ポピュラー・ジャズ系の皆様安心してください。

ハ長調=C dur=C Major、ハ短調=C moll=C minor   のことです。

ポピュラー・ジャズ系はC♯やB♭などと記載するのに対し、
クラシック系では、

シャープ(♯)を〜is
フラット(♭)を〜es という風に表します。

例えば、
嬰ハ長調=ド♯=Cis dur(チス デュアー)
変ハ短調=ド♭=Ces moll (チェス モール)

こんな風になります。
嬰ハ長調=ド♯=Cis dur(チス デュアー)=変ニ長調=レ♭=Des dur
というのは、いったん置いておいて・・・

ハ長調に注目して、ドイツ語音階で半音を歌ってみましょう!

C-Cis-D-Dis-E-F-Fis-G-Gis-A-Ais-H-C〜C-Ces-B-A-As-G-Ges-F-Fes-Es-D-Des-C〜♪

さて、文字だらけで読みにくいかと思いますので1度表をご覧ください。

ドイツ語音階

上に読み方・下には音程・真ん中太字のものがドイツ語音階になります。
下がる時にシの音がB(ベー)に変化するので注意してください。

かなり覚えるのが大変ではありますが、これを覚えたら無敵!
どんな階名が来てもパッと答えられるようになります!
※ 教師時代に小学生に遊び感覚で覚えさせたら数名は歌えるようになりました!
  子どもの柔軟性ってすごい!

こんなふうに、1つの遊びをたくさん発展させると大人でも楽しめるものになります。
ぜひ、お子様から大人まで楽しんで音階を覚えてみてくださいね!

ここまで読んでくださりありがとうございました🥕

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