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シン・エヴァンゲリオン劇場版:||感想

ネタバレあります。






生まれて初めて映画を公開初日に観てきました。

見終わったあとはただひたすらもう

母になった…

それと同時にもう号泣でした
私はすごく好き

初めて旧アニメシリーズをみてから、そのあとエヴァをみている理由なんて、碇司令に恋をしたから
碇ゲンドウという人に心を奪われて
ずっと待ち続けて待ち続けて
今回の劇場版、碇司令が好きで、涙なしにみれた人いるの?いなくない?
ねぇ、赤木博士、いやもうリツコって呼ぶね、ねぇ、リツコ、長い間、好きすぎて気づかなかったり、思い違いをしたり、視線の先を追えなくなって、だけどねぇリツコ、私たち、本当に碇ゲンドウという人が、好きだったよね
私たちはきっとあの壮大な人の瞳の奥の、狂おしいくらいの悲しさに、どうしようもなく惹かれてしまっていたよね
ねぇリツコ、私たちは結局、ただ思うことしかできなくて、思いすぎるあまりに、ユイさんを憎んでしまって、レイを疎ましくも思ったけど、でもさリツコ、私たちも気づかなかったけど、きっと本当に許せなかったのは、あの人に愛されたことではなくて、あんなに愛されていたのに、一人ぼっちの寂しさに突き落としたことだったのかもしれないよね
後ろ姿で閉まる扉の先の表情は見れなかったけど、でもねぇリツコ、その表情は私たちが一度もみたことのないもので、だけどリツコ、私たちはこの先も二度と見れないけど、それでもいいと思えるくらい、長い間私たちは碇司令を思っていたよね
利用されても、いっときの過ちだったとしても、それでもあの人のそばで、あの人の目に写っていなくても、あの人の瞳の先に思いを馳せられたあの日々は、きっと幸せな時間だったよね
だからさリツコ、5年前だったら、きっと受け止められなかった
だけど、3.11とCOVID‑19と、いくつも、いく年も過ぎて
今だから納得できた

あの碇司令が
あんなに自分の気持ちを
自分の言葉で
ずっと避け続けていたシンジくんを通して
そこに気づけるようになって
口にできるようになって
あまりに長い年月と
世界を巻き込んだけど

あの独白が何より幸せ

私たちなんていなくなってもいい
ずっといなかったことになっていい

私たちが幸せになりたかったんじゃなくて
ただ碇司令に
ひとりぼっちだって
寂しいまま怒りと憎しみに溺れて
人類補完なんてしてほしくなかったのかも

ねぇリツコ、ほんとにお疲れさま
座って一緒に酒を飲もう
パキるのは卒業して
ただ静かに一緒に酒を飲もうよ

というきもち。

書きたいことはまだたくさんあるんだけど
本当に
碇ゲンドウという人を
好きでいてよかった
ほんとうに好きだった
アスカとシンジくんも言えたから
私もちゃんと言えるよ
碇ゲンドウという人が
本当に好きだった

映画見終わって本当に
母になった
っていう感情のあと一晩寝て
あとはただこの1週間ずっとエヴァのことを
碇司令のことを考えてる
とても失恋したきもち
でも負の感情じゃなくて
なんかやり切ったというか
好きの終わりは両思いじゃなくていいし
私は誰にも恥じないくらい
ずっとただ碇司令を好きでいたし
好きをやり遂げたというか
片想いし通した、達成感みたいな
すごく満たされたきもち

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