2023年の旅の思い出

2023年も後少しで終わるので今年の旅の記録を残そうと思う。

◯1月上旬
鳥取。前日夜に入り次の日の夜に帰るほぼ1日の旅程。
寄った場所:鳥取城、資料館、鳥取砂丘、白兎神社。
3連休に決行。鳥取への往復はANAセール時に購入したもの。
まずは鳥取城へ。鳥取城は麓と山上の2つが存在している。鳥取駅から歩く。
有名な巻石垣を見たのち、山を登る。雨降りのため、かなり慎重な山登りだった。
また鳥取城前では年始だからなのか、消防のイベントが催されていた。
その後、バスで白兎神社へ行き、電車で鳥取駅に戻ったのち、今度は鳥取砂丘と砂の美術館へバスで向かう。鳥取砂丘もそうたが、砂の美術館も印象的で、かなり見応えがあった。

◯3月下旬
東京〜熊谷〜高崎 国道17号線自転車旅 2日間
寄った場所:金山城
・初日
東京から熊谷まで自転車。
・2日目
熊谷から高崎を目指す。
しかし道中、100名城の金山城に寄るため、2日目はまず熊谷から太田市へ往復した。

◯4月初旬
福岡・佐賀 2日間
寄った場所:九州国立博物館、大野城、名護屋城、名護屋城博物館、唐津城、唐津市歴史民俗資料館
・初日
ANAのセールで空を飛び福岡へ。バスで太宰府前まで行く。
因みに福岡空港から太宰府へのバスは一度国際線ターミナルに行く必要があった。
太宰府は既に行ったので、まずは九州国立博物館へ。
その後、太宰府の北にある四王寺山にある100名城の山城、大野城へ。
坂を登る。歩く。キツい。長い。しかし頂上からの眺めは本当に良かった。
大野城の後は西鉄太宰府駅に戻ろうと思ったが、北上して宇美駅に行くのも同じくらいの距離なので、四王寺山を下りて宇美駅を目指すことに。
結果、西鉄太宰府駅から宇美駅まで、山を経由して10数キロ徒歩で北に縦断するというハードな旅路だった。
だがその日の夜、博多でグリッドマンユニバースの2回目を見に行ったのもいい思い出。
・2日目
博多から唐津へ電車で行き、唐津からバスで呼子乗り換えで100名城の名護屋城へ。
桜が、そして玄界灘が綺麗だった。
近くの博物館にも寄り、名護屋城のアレコレや黄金の茶室を見た後、唐津へ戻る。
唐津にて、続100名城の唐津城、そして唐津市歴史民俗資料館、ゾンビランドサガの洋館と言った方が伝わるかもしれない。そして帰路に着いた。

◯4月初旬
高遠 1日
寄った場所:高遠城
平日休みを1日取り、100名城の高遠城へ。
高遠と言えば桜である。茅野駅まで行き、バスに乗り、山を越え、高遠駅(バス)へ。
しかし山越えは酔う。
桜は本当に綺麗だった。圧巻だった。ここは一度行ってみて損は無いと言い切れる。
その後、高遠駅からバスで茅野駅に帰ろうと思ったのだが、時間が合わず、次のバスまで1~2時間後という状況だったので
歩いて9キロぐらい先にある伊那北駅を目指した。

◯4月上旬
島根〜岡山〜兵庫 3日間
寄った場所:月山富田城、松江城、小泉八雲記念館、松江しんじ湖温泉、備中松山城、津山城、竹田城
・初日
寝台列車、サンライズで島根の安来駅に向かう。しかし少しでも遅延した瞬間、乗り換えが発生するサンライズであり、今回もそうだったので岡山駅から特急に乗り換えて安来駅へ。
安来駅からはバス往復で100名城の月山富田城へ。スタンプを回収しに行った。
その後松江駅から松江城。
松江しんじ湖温泉で温泉に入り、宍道湖に沈む夕日を眺めたのち、岡山へ。
・2日目
岡山駅から備中高梁駅に行き、100名城の山城、備中松山城に登る。その後、新見を経由して津山へ。
姫新線と言うらしい。電車で通学をする学生を見てノスタルジーを感じる。
津山に着き、同じく100名城の津山城。さくら祭りの最終日だったのだが、
今年の桜は早かったため、既に散った後だった。残念。
その後、岡山駅を経由して兵庫県の姫路へ。
・3日目
姫路から北上し、これも100名城の天空の城こと竹田城に登城。
その後、ANAのセールで安く購入した伊丹空港から帰宅。

◯4月下旬
萩・山口・津和野 2日間
寄った場所:萩城、明倫館、松陰神社、松下村塾、津和野城
setowaに感謝。
・初日
またもやANAのセールで宇部空港を往復で獲得。
宇部空港に着き、バスで新山口駅まで行き、乗り換えて萩に向かう。
萩市はところどころに偉人の銅像や生家が立ち、昔の街並みが残っている良い雰囲気の街だった。
周遊バスに乗り、明倫館、萩城や松下村塾へ。
松下村塾はかなり小さかった。ここから偉人が多数輩出されたと思うと驚きが隠せない。
その後、バスで山口へ。途中のバス停で、ここで降りたらヤバいだろうなと思いながら揺られていた。
・2日目
津和野へ。山口駅からは朝早い電車じゃないと行けないアクセスの困難さ。
山間の道を越え、山陰の小京都、津和野へ。
古くからの街並みを歩き、山上にある100名城、津和野城へ。
津和野城まで登れるリフトがあるのだが、時間が早かったため使うことは叶わなかった。残念。帰りは使った。
歩きで、鳥居が幾重にも続いている道を経由し、登る。
津和野の街並みが一望出来た。書籍で見た通り、赤く染まった屋根が綺麗な街だった。
その後は宇部空港へ。

◯5月上旬GW
弘前〜大潟〜象潟〜村上〜新潟〜燕三条 国道7号線自転車旅。 5日間
寄った場所:秋田城、久保田城、象潟、鶴ヶ丘城、致道博物館、村上城、新発田城、清水園、新潟競馬場、新潟市歴史博物館
GW前日に終電で新青森、弘前に行き、寝て起きた後スタート。
ちなみに例年ならGW付近が桜の見どころらしいが既に散っていた。
でも折角なので深夜の弘前城には行った。
・初日
弘前〜大潟。
矢立峠を越え、秋田へ。大館を走っていたときに遠くに見えたのは樹海ドームだろうか。
能代で夕飯と風呂に入った後、ナイトラン。南下し、明かりが全く無い大潟へ。
・2日目
大潟〜象潟。
早朝に大潟を出発し、秋田市へ。
秋田市では続100名城である秋田城と、100名城である久保田城に立ち寄る。
その後は由利本荘市で泊。
15時ぐらいに着いたため、距離を稼ごうと象潟まで行き、セーブポイントを構築した。
象潟の景観は癖になる。
・3日目
象潟〜村上。
由利本荘市のホテルを早々に発ち、象潟駅へ。そこから南下。
鳥海山を臨み、少しの峠を越え、山形県へ。
庄内平野は夢の土地だった。峠を越えた後に平地に入るのは、自転車旅の醍醐味と言ってもいい。
鶴岡で、続100名城の鶴ヶ丘城と、致道博物館に寄り、南下。
ちょっとした登りを越え、海沿いの道を走り、あつみ温泉。道の駅あつみに寄る。
道の駅あつみではどうやらヘリの回遊をやっていたようだ。
更に南下し、1日で、秋田から山形を超えて新潟へ。
ここから、国道7号をそのまま走り、峠を越えるか、
それとも海沿いの道、笹川流れを見るか。その分岐点が待っていた。
海沿いの道も捨てがたかったが、国道7号を選択し、峠を越えることに。
因みに後で知ったが、海沿いの道はだるまやウィリーのアレがあったらしい。
日が長いGWとはいえ、既に時間も18時に近く、完全に日が沈んだ後の峠道は危ないので、ハイペースでとりあえず道の駅を目指すことにした。
3回ほどそれなりの坂を登るものの、いつにない速さでペダルを回すことにより、
日が沈む前に峠の登りを終えて、道の駅まで無事到着することが出来た。
そして道の駅まで着いたものの、いろいろあって飯と風呂だけ入り、村上駅を目指した。
なんとこの3日間で400キロも走ったらしい。
村上駅から新発田までワープし、寝た。
・4日目
村上〜新潟。
新発田で泊まったため朝早い時間に村上に向かう。
そこそこ雨が降りしきるなか、続100名城の村上城に登り、併せて資料館にも寄る。
その後、8号線を南下し、新発田市へ。
清水園、足軽長屋を経て、道中、パンクに襲われながらも
100名城の新発田城に辿り着く。
そして雨が降りしきるなか、新発田から新潟を目指すも、国道7号はバイパスのため自転車が通行不可。
しばらく側道を走っていたが、これが走りにくいのなんので。
とりあえず新潟競馬場だけ寄り、その後は県道1号を走ることに。
後で分かったのだが、県道1号が国道7号の旧道だったようなので、
新発田の時点でバイパスに向かわず県道1号を選ぶべきだったかなと後悔。
そして夜、7号の終点へ。
・5日目
新潟〜燕三条。
まずは新潟の歴史資料館に寄る。
そして、国道7号が終わったら国道8号が始まるということ。新たな旅がスタートした。
しかし国道の癖に自転車走行不可区間が長いのはどうなんだ本当。
せめて迂回路を表示しろ。
相変わらずの雨。いい加減身体が冷えてくる。
なんとか燕三条駅でゴール。

◯5月中旬
燕三条〜柏崎〜糸魚川〜高岡 国道8号線自転車旅 3日間
寄った場所:長岡駅、新潟県立歴史資料館、頚城自転車道、富山駅、新湊大橋、高岡城
・1日目
燕三条〜長岡〜柏崎。
長岡でイタリアン、新潟県立資料館に寄る。
長岡から山間の道を走ったあと、見えてくる柏崎の平野部は感動もの
・2日目
柏崎〜直江津〜糸魚川。
柏崎から少し走ったところでまた雨が降ってくる。
しかし直江津に着く頃には止むどころか晴れ間と気温上昇で暑いぐらいだった。
また、昼に食べた黒井駅近くのトンカツが超美味かった。
直江津の後は頚城自転車道という、旧北陸本線を自転車道に整備した道を走り、糸魚川へ。
非常に走りやすい道だった。
・3日目
糸魚川〜富山〜高岡
非常にいい天気だった。
難所で有名な親不知を車の通行量の低い時間に通過するため朝早くに出発。
アップダウンもそれなりにあったが、抜けた後の安心感と言ったら無い。
一時、日本海沿いのサイクリングロードも走りつつ、富山へ。
寄り道し新湊大橋に寄ったのち、高岡でゴール。
100名城である高岡城は既に寄ったことがあったが、折角なので再び立ち寄った。

◯6月下旬
福岡・佐賀・大分 2日間
寄った場所:吉野ヶ里遺跡、福岡ドーム、岡城、大分府内城
福岡大分きっぷという便利なきっぷを使用。
・初日
ANAのセールで福岡空港。まずは100名城に登録されている吉野ヶ里遺跡へ。
そこから福岡ドームで野球観戦。山崎福也が惜しくも完封を逃した試合だった。
その後、特急で大分へ。
・2日目
100名城の岡城に行くため、大分駅から豊後竹田駅へ。
ホームで流れる荒城の月が怖すぎて暫く耳から離れなかった。
レンタサイクルで街を廻る
その後大分に戻り、同じく100名城である大分府内城へ行ったのち、北九州空港へ。
それにしても北九州空港の地の果て感が凄い。

◯7月初旬
岡山・広島 2日間
寄った場所:鬼ノ城、岡山県立博物館、吉田郡山城
・初日
岡山に行く。天気がまだ荒れていたので、昼飯を済ませた後、岡山県立博物館へ。
その後、岡山駅から服部駅へ向かう。
電車内で滝のような大雨に遭遇するも、目的地に着く頃には止んでいた。
ここから山城の100名城、鬼ノ城へ。
片道6キロ。交通手段は無い。徒歩。
荷物を背負い、ヘロヘロになりながら徒歩で坂を登り、鬼ノ城へ。
着いた当初は霧に覆われて何も見えなかったが、周囲を探索している間に霧が晴れて、
それは素晴らしい景色を見ることが出来た。
その後、来た道を戻る。
道中に砂川公園という公園があるのだが、昼間ぐらいの雨で凄まじいことに。
川を利用した、天然のウォータースライダーが備え付けられている公園なのだが、
増水でえげつないことになっていた。
岡山に戻る。
・2日目
岡山からバスで広島へ。広島も雨が降っていた。
広島のバスターミナルから安芸高田市へ、100名城の吉田郡山城を回収するために向かう。
かつて城には登ったため、歴史資料館で回収するだけ。
しかし、後に100名城巡りを始めることになった年の、最初に行ったのが吉田郡山城だった。それのスタンプ回収は89城目。侘しい気持ちになる。
その後は広島に戻り、またもやANAセールで買っておいた広島空港から帰宅。



◯7月中旬
高岡〜金沢〜加賀温泉 国道8号線自転車旅 2日間
寄った場所:藤子不二雄ミュージアム、金沢歴史資料館、石川県産業展示館、小松城跡。山代温泉
突発的に計画。GoProを初めて使う。
・初日
藤子不二雄ミュージアムに寄ってからスタート。
分かってはいたが真夏なのでえげつないほど暑い。熱中症対策を万全に。
特に問題なく走り、石川と富山の県境のところで事件は起きた。
この少し前の時期に、土砂災害が起こるほどの大雨があり、
富山と石川の県境の峠の道路の側道の復旧がまだ済んでいなかった。
それの影響で所々道の回避をしていたのだが、そんななか、とあるトラップにハマりとんでもないことになる。

絶望した

その後も走り続け、金沢へ。
倶利伽羅峠付近で、旧道の8号線を通るのも手だったが、大人しく現国道の8号線を走る。
なんとか金沢に着く。とりあえずカレーを食らった。
・2日目
金沢歴史資料館に寄り、8号線に戻り、石川県立産業展示館に少しだけ立ち寄り、南下をしていく。
小松で小松城に寄り、加賀温泉駅まで走る。山代温泉に入った後、輪行して帰宅。

◯8月中旬
東京〜名古屋〜恵那(岩村)〜福井〜新潟〜秋田〜盛岡
寄った場所:岩村城、福井の街並
18きっぷ等で大回りして盛岡に帰省。3日間。
まずは100名城の岩村城を目指す。その後、福井を目指し、夜に着。
次の日の昼まで、オレボステーションで購入したラムネ瓶を片手に福井駅周辺を回り、その後は新潟まで行き、泊。
その翌日、新潟〜秋田〜盛岡に帰る。
逆方向とはいえ、自転車で走った場所を、電車で辿るというのはオツなものでした。

◯9月中旬
九州旅(宮崎〜熊本〜長崎〜佐賀)4日間
寄った場所:飫肥城、人吉城、島原城、佐賀城、平戸城、オランダ商館、松浦史料館
休みを取り、100名城を回る旅。飛行機は例によってANAのセール購入。
宮崎空港スタート。
・初日
飫肥城。宮崎泊
・2日目
バスで人吉。人吉城。人吉は夏目友人帳の舞台らしい。バスで熊本。熊本から熊本港まで行き、1時間ほどフェリーに揺られ島原へ。島原泊
・3日目
島原城。資料館にも併せて行。その後、諫早経由で佐賀に行き、佐賀城と資料館に。佐賀城の資料館が無料だったのに驚愕。あれは金取った方がいいクオリティ。その後佐世保へ。
・4日目
佐世保から松浦鉄道で平戸。レンタサイクルで橋を渡り平戸の町、平戸城へ。併せてオランダ商館や資料館にも。最果てまで来てしまったことを実感する。
余談だが松浦鉄道の最初の方の駅間の短さに驚いたことと、途中に清峰高校前という駅、10数年前のセンバツで優勝した高校の最寄りだったのだが、こう言っては失礼だがとてもそうは思えない、山間の田舎の高校だったことに驚愕した。
その後、佐賀に戻り、佐賀空港から帰宅。佐賀空港までのバスで思ったけど、佐賀の平野部の広がり方を見るに、九州の農業の土地であることを実感した。

◯9月下旬
加賀温泉〜武生 国道8号線自転車旅 3日間
寄った場所:福井の街
8号線旅ではあるが、聖地巡礼がメインだった。
ライトノベル「千歳くんはラムネ瓶のなか」略称チラムネとよく話題にしていた作品。ここの聖地巡礼を3日間かけてひたすら回っていた。
ちょうどチラムネ福井コラボ第3弾が開催されていたこともあり、良いタイミングでの巡礼だった。
3日目、福井市に別れを告げ、南下。8号線沿いとは言えのどかな景色を眺めつつ、走る。
ただこの日、まさか前輪と後輪の両方がパンクし修理する羽目になるとは思わなんだ。
北陸新幹線延伸で出来る新駅、えちぜん武生駅に寄った後、武生駅で今回の旅は終了。


以上、今年の旅路はこんな所でした。
さて来年は何処に行こう。

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