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ペットショップは病気を隠したの!?

今回はこんな質問がめちゃくちゃ多いので、解説していきます!

「生後6か月になり去勢をする月齢になったので、去勢前に検査をしました。すると、先天性の病気が見つかりました。ペットショップは分かっていて販売したのですか?」 

このような、「お迎えしてから内臓奇形が見つかった。」「先天性が見つかった」という相談は実はたくさんあります。

そして多くの飼い主さんの疑問が、

「病気を分かっていて販売したんじゃないの?」

「ちゃんと血液検査やレントゲンをしてから販売してもらえていたら・・・。」

という内容です。

ほんとに同じ販売者として心苦しい相談です・・・。



ペットショップは隠していたのか?

もちろん隠しているケースもありますが、実際には販売者自身もその病気に気づいていないケースが多いです。

ワンちゃんや猫ちゃんを「購入」してお迎えすると、
「健康な子を迎えた!」と思ってしまいがちですが、実はそんなことはありません。

ペットショップやブリーダーのような動物の販売者は、引渡し前に血液検査も、レントゲン撮影も行いません。行わないというよりも、実際にはそれができないのです。

獣医師の多くは、症状のない幼い子犬・子猫の細い血管から採血することに抵抗を感じます。
しかも、体が小さいころは内臓も小さいのでレントゲンでの判断も難しいです。

私たちのような販売者は、特に症状がない。うんちの状態もいい。咳やくしゃみもない。鼻水もない。心雑音もない。

など総合的にみて、「元気です!」といってお引渡しをしますが、「健康である」とは言えません。


とはいっても購入をしたのに・・・

しかし、法律上では、ペットショップは健康な動物を引き渡す義務があります。もしお迎え後に先天性疾患が見つかった場合などは、飼い主さんは、治療費や生体代金などの負担などを請求することも可能です。

ただ、法律はそうであっても、引き渡し前に全ての先天性疾患を見つけることは難しいのです。

人間の赤ちゃんが3か月健診、10か月健診とあるように、その月齢になってはじめて分かる病気はたくさんあります。

そのため、多くのペットショップでは売買契約書に先天性疾患が見つかった時の対応が書かれています。
多くのペットショップの契約書では、このような内容が多いです。

「3か月以内に通常のペットとして生活できないほどの先天性疾患が見つかった場合、もしくはそれが先天性疾患で死亡した場合」ということに限り、生体代金を返金もしくは代替え動物を提供する

ではどうしたらいいの?

ペット保険に入りましょう。レントゲンもエコーも、購入するその場でできません。そのため病気を見抜くのは獣医さんでも困難です。

ペットショップって、かなりしつこくペット保険をすすめませんか?

もちろん保険会社から手数料金が入るというのもありますが、あれは、それほど何が起こるか分からない赤ちゃんだから、しつこくセールスをしているんです。

多くのペットショップは、その日もしくは翌日から保障される保険を準備しています。そしてその多くが先天性疾患を保障してくれる保険を用意しています。その保険を準備している理由があるんです。

「あとから自分で保険を調べて加入しよう!」では遅いことがあるんです。

動物の治療費って人以上にかかります。実は人と同じお薬を使っているんですよ。保険がないと、そのお薬も全額負担ですからね。

ずっと健康で元気に育つ保証なんてどこにもありません。保険に入っとけばよかったと後悔しているご家族もたくさん見てきました。

たくさん見てきたからこそ、ペットの実家ではなるべく家族の負担を減らすために、

・未然に遺伝病を防ぐことができる、親への遺伝病の検査
・引き渡し翌日から使える保険を1ヵ月間プレゼントしています。

安心してお迎えできるように最大の準備はしています。
ただ、保険はできれば1歳まで入ってほしいなーと思います!

今回は以上です!質問は随時募集中です!