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ミニトマト栽培で、力を借りているマルハナバチ

トマト栽培において実をならせるには花の交配が必要です。

野菜など栽培しています まるはな農園です 🍅

家庭菜園でもお馴染みのトマト、トマトは交配をしなければ実がなりません。
トマトは1つの花の中に雄しべと雌しべがあるため、同一の個体の中で受粉が起こります。

しかし、自家受粉するからといって何もしないと実をならせるのは40%ぐらいになってしまいます。
その為、たくさん確実に実を鳴らせるために、ホルモン剤によるホルモン処理の時代から、数年前よりマルハナバチを利用して交配を行うようになってきました。

ホルモン剤は、トマトトーンなどを使用して、ホルモン処理をすると花の受粉に作用して、花粉がついたと錯覚を起こさせます。
錯覚が成功すると、養分を果房へ養分を供給するようになり、果実の肥大が促進され大きくなってきます。
この時、錯覚からの果実肥大のため、果実の中の種が少なく、種が少ないことによりタネ周りのゼリー部分も少なめになります。

現在は、ホルモン剤を使わず、マルハナバチによる昆虫交配が主流になっています。
マルハナバチによる交配することで、種子ができ、ゼリー部分も多くなり美味しくなります。(なかには、食べるときにこの種子が気になる方もいるようです)

その他の交配手段としては、風や振動で花房を揺らして、花粉を強制的に飛ばして交配する方法も取り入れている方もいます。

風 ➡️ プロワーの使用、花房めがけて風を強制的に当て花を揺らす
(風といえば、夏外で栽培される家庭菜園などでは、自然の風により揺すられることで交配されるので、人為的に交配処理しなくても実がなりやすいです)

振動 ➡️ 先端がブルブル震えるものを花房へ押し当て、花ごと揺らして花粉を散らす

https://www.takii.co.jp/material/item/pdf/sho037_01.pdf

トマト栽培において、交配をマルハナバチにやってもらうようになってからは、すごく助かっています。
トマトの花の寿命は開花から3日間と言われ、雌しべは2日くらいの受粉能力のため適期を逃すと受粉しにくくなります。
また、気温12℃以下と32℃以上では花粉が出にくく、高温では花粉が死んでしまいます。そのため、早朝10時までが交配の理想です。適温は20〜30℃です。

なかなか、適温タイミングに、交配作業が当てれない事もあったのが、
マルハナバチを導入するようになってからは交配は確実にできるようになり

マルハナバチに感謝です。

交配の紹介でした、ありがとうございます。

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