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カード勝ち越しを決めた総力戦

こんばんは。オリックスは昨日からホームに楽天を迎えての3連戦です。昨日の初戦では、楽天のエース涌井から2回までに5点を奪い、投げては山岡が8回3失点と試合を作り、初戦を勝利で飾りました。

不調の田嶋が粘りの投球

今日の田嶋は、5回96球、被安打7、四死球5とフォアボールが多く調子は良くなかったです。アウトコースのストレートが僅かに決まらずそのことが投球に影響していたような気がします。そんな中でも要所を締めて2失点と試合を作りました。この田嶋の投球がチームの逆転劇を呼び込むことになりました。

両チームの主砲の差

今日の試合では、浅村栄斗(楽天)と吉田正尚(オリックス)それぞれの打撃が勝負を決めました。オリックスの吉田正尚は6回の打席、ノーアウトランナー1、2塁の場面で、田中のアウトコースのツーシームを捉え逆転のツーランホームランを放ちました。この回のオリックスの攻撃は、福田、宗の1・2番の連打でチャンスを作り3番の吉田がホームランを打つという完璧な流れでした。

一方で、楽天の浅村栄斗は、7回満塁の場面で、ショートゴロダブルプレーと結果を残せませんでした。打撃好調時の浅村は、アウトコースのボールを右方向に打つことができますが、今日は相手の村西投手のスライダーを少し引っ張りにかけてしまい結果的に最悪のダブルプレーとなりました。

この2人の打者は、この試合の開始時点で、吉田が打率1位、浅村が打率2位と打率でみると2人ともリーグ1位と2位という好成績を残しています。しかし、ランナーを得点圏(ランナーが2塁または3塁にいる場面)においた得点圏打率については、吉田が414、浅村が188と大きく差が開いています。打点についても吉田が25、浅村が12となっています。この2人の数字に見られる「勝負強さ」が、今日の試合の結果に直結しました。

最終回の攻防

オリックスは4-2と2点リードの9回に能見を登板させます。漆原、平野、ヒギンスとクローザー候補の選手が不調のなか、41歳のベテランがここ数試合、クローザーを務めています。しかし、その能見が1アウトから連続フォアボールを出すと楽天の代打、岡島にライトへタイムリーヒットを打たれ、4-3と楽天に1点差に迫られます。今日の能見は、チェンジアップの制球に苦しみ、結果的にストレートを打たれました。

ここで、オリックスは能見を諦め、K-鈴木をマウンドへ送ります。そのK-鈴木が楽天の小郷、村林を続けて抑え、試合を締めました。今日のK-鈴木は、ストレートが最速153kmを計測するなど直球に威力がありました。一方で、楽天は控えに直球に強い辰己を置いておきながら、どうしてこの場面で起用しなかったのか疑問に思いました。

涌井、田中将大と楽天の好投手を攻略して見事カード勝ち越しを決めたオリックス。明日は、今季3度目の正直で勝率5割復帰となるか注目です。一方で、楽天は新人のサウスポー早川に連敗ストップを託します。




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