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Utaro Notes更新情報

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執筆者Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート。 https://dodidn.com/blg/
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2024年6月の記事一覧

人新世のパンツ論⑨―日本男児の終焉とスーパーな昭和50年代

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「人新世のパンツ論⑨―日本男児の終焉とスーパーな昭和50年代」。 こんなパンツ(下着)を穿くようになったら、日本の男も終わりだな…というような感覚が、世代間のギャップとして、昭和50年代にあったようです。今ではごく普通に出回っているカラフルなショーツが、当時はとても斬新で、男性が穿くモノではなかったと。 面白いことに、パンツ(下着

人新世のパンツ論⑧―パンツのモリとエイセイ

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「人新世のパンツ論⑧―パンツのモリとエイセイ」。 人新世のパンツにおいて大事なのは、身だしなみとおしゃれ。その感覚を身につけること。今回は、身だしなみ、とくにパンツで包み隠している部分の衛生について展開してみました。

三島由紀夫「言ひがかり的抱負」を読んで

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「三島由紀夫『言ひがかり的抱負』を読んで」。 三島由紀夫の「全集未収録の随筆」だという昭和22年の「言ひがかり的抱負」が、この度の『新潮』(2024年7月号)に全文収録され、これを読むことができました。 当時の新聞「新夕刊」に寄稿された随筆だということです。 三島自身がこれから作品として書いてみようじゃないかという標榜…その具体的

映画『モロッコ』とディートリヒ

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「映画『モロッコ』とディートリヒ」。 映画の誕生が、まるでディートリヒのためにあったのではないか、と思うくらいに、映画女優としてのマレーネ・ディートリヒの存在は稀有であった…。 日本の映画史としては、初めての“字幕付きトーキー映画”としてよく知られているジョセフ・フォン・スタンバーグ監督の映画『モロッコ』(1930年)でマレーネ・

「小説すばる新人賞」に関する意欲的な備忘録

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「『小説すばる新人賞』に関する意欲的な備忘録」。 集英社様が主催する「小説すばる新人賞」の過去の募集要項を備忘録としてみました。 もしこれに目を通していただけたならば、単に目くらましか、あるいはなんとなく遠回しな「何か」だなということは察知していただけるかもしれません。が、なにぶん個人的なことなので、まあ、どうでもいいや、と思われて

ヘミングウェイを買いに東京に行く

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「ヘミングウェイを買いに東京に行く」。 私の地元の書店さんには、ヘミングウェイの文庫本が置いて無かったという話。ならば、東京へ行って、ヘミングウェイを買ってこようと…。 さしずめ新刊本はともかく、ちょっと古めの作家さんあたりになると、たちまちそれらの作品の影が消えてしまうというリアル書店不遇の時代。片田舎の本屋さんで、intell