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Utaro Notes更新情報

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執筆者Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート。 https://dodidn.com/blg/
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2023年12月の記事一覧

開高健『開口閉口』―アリ釣りとオスとメスの話

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「開高健『開口閉口』―アリ釣りとオスとメスの話」。 作家・開高健氏の『開口閉口』には、チンパンジーの「アリ釣り」の話が出てきます。道具を使って器用にアリを舐めるチンパンジーの写真を見て、開高氏は、チンパンジーもヒトも変わらないじゃないかと。 ここから、ヒトのオスとメスの話になるのですが…。 私の高校時代は工業高校でして、ほぼほぼ、オ

人新世のパンツ論④―白のブリーフ呪縛

Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「人新世のパンツ論④―白のブリーフ呪縛」。 この度、なんと、昭和期のフクスケ(福助)のブリーフを入手しまして、それを試着してみたわけです。そういう内容です。 昔の小学校時代では、健康診断の時にパンツ一丁(ブリーフ姿)になって身長・体重・胸囲などを測ってくれました。聴診器当てて、異常なし…とかね。 それが突然ですね、小学6年生になって

人新世のパンツ論③―紫から白のブリーフ呪縛へ

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「人新世のパンツ論③―紫から白のブリーフ呪縛へ」。 「人新世のパンツ論」の第3弾は、ブロガーひろひろさんがご自身の“腰パン”をご披露しつつ、話題を広げてくれたトピックをかじり、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する「紫色のカルバン」の話。 あの映画でマイケル・J・フォックスさんが穿いていたそれは、当時中学生だった私の心を

人新世のパンツ論②―パンツは世界を掌握する

“Utaroの私的な、文学的な、サブカルと芸術に関する記録ノート”。 Utaro名義の文芸ブログ[Utaro Notes]を本日更新しました! 「人新世のパンツ論②―パンツは世界を掌握する」。 「人新世のパンツ論」。男性が穿くパンツは、単なる下着であって、大方目をつむり、耳を塞ぎ、口を閉ざしてしまおうというのが、日本人のマジョリティです。しかし、語らないことで、なにか大事なファクターまでもが、語られずにきてしまったのではないか。 前回のプロローグを書いた後、なんと若きブロ