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“マンガの女王”は、忘れた頃にやってきた

こんにちは。あるいはこんばんは。おしゃま図書です。

コミケの準備で本格的に忙しくなる前に映画を見たり、展覧会を見たりしておりますが。そろそろ、資料の読み込みもし始めなければ、と思っていたところ、今日、海外から小包が!!!

ん? なんだっけ?
すっかり忘れてましたが、ポーリーヌ・クロケさんが書いてフランスで出版された高橋留美子論を9月に頼んでたのです。

日仏学院の図書館とかにあれば、と思ったんですが見当たらず(私が探せなかっただけかもしれないが)。送料分でもう一冊買えるんじゃない? ってくらい、送料高かったけど、これもアリアケパンチのため! と思って購入してたんでした。

クロケさん自身、クラブ・ドロテで高橋留美子のアニメに親しんだ世代のようで、この本が出たのは、2019年にアングレーム国際マンガ祭でグランプリをとったこともきっかけになっていると思われます(出版は2020年)。

大友克洋がグランプリとったときも、それまでオリジナルとは異なるアメリカ版の翻訳などでお茶を濁していたのが、ようやく日本オリジナル版マンガの仏訳の刊行につながったように、ここで何がしかの評価をされることは、日本のマンガのフランスでの立ち位置にも大きく影響するんだろうな、と思います。
いつかアングレームに行きたいなぁ。。。

さて。取り寄せたのはよいが。めちゃ分厚い。
けど、文字大きめ。

とりあえず、どんな本かと言いますと。

(出版社サイトより抄訳)
らんま、ラム、響子、犬夜叉...高橋留美子の作品に登場する、時にセクシーで、滑稽で、戦闘的なキャラクターたちは、多くの日本の若者の夢とファンタジーを満たしてきた。しかしそれは、欧米の読者にとっても同じである。1980年代以降、高橋留美子は少年漫画のスーパースターであり、ラブコメの女王の一人である。.......….キャリアの長さ、作品の販売部数、あらゆる世代の国際的なアーティストに与えた影響力など、どれをとっても、彼女は世界で最もパワフルなマンガ家の一人だ。.......….高橋留美子の作品に出会うことは、その時代の空気をとらえ、想像力を発揮し、人間をあらゆる側面からスケッチし、種族やジャンルを弄ぶ術を知っているアーティストに出会うことなのだ。

というわけで、高橋留美子の画業40年の軌跡をたどっているそうです。目次だけみてても、面白そう!


頑張ってよむぞー。

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