ちゃも月
へびのあしあとさんの作品の朗読集です。
水月さんの作品の朗読集です。
裏路地ドクソ@退廃的詩人さんの詩の朗読集です。
ふたり 砕けたガラスの破片同士 遠くから見ていたら キラキラ光って たまらなく魅惑に満ちていて 欲しくて手に入れたくて でも 近づいて触れたら触れた分 痛くて 抱き合えば あちこち刺さって 傷つけて傷ついていくのに 流れるものがあまりにもキレイで 儚さに酔って囚われて その手を離せない 抜け出せない
全てが流れるままの日々 知らぬ間に風雲の湧く 忍びやかに広がり 突然に辺りを別世界に変えた けれどわかってる 心の奥底で望んでいたこと 強風にさらされるほど この身が燃えるのを 風は刹那 雲は玉響 狂乱の胸に残された 淡い熱に 二度と吹かぬ風を 永遠に待つ *言葉の添え木お題「風雲」
+ 夜更けの雨は 音もなく世界を濡らし 気づかれないまま 降りやんでいた ゆうべの私と同じね 晴れてるような顔をして こらえきれなかった想いが 頬を伝って痛かった 乾く前の土を見て 思わず、あ、と声が漏れる 雨上がりみたいに 滲んだこころを 気づいて欲しい 気づいて欲しい +
言葉をひとつ飲み込んだ こくんと喉が音をたてる 思いをひとつ飲み込んだ まぶたを閉じて吸って吐く 飲み込んだ言葉の種が 胸の奥で根を張って 飲み込んだ思いの種は 心の底で芽を出した こくんと言葉を飲み込むたびに 痛みが鋭い根のように 胸に伸びて広がっていく 知らず知らずに 増えて広がる 胸を塞ぐさみしさを吸い上げて 沈黙の花が育っていく
かすかに触れることも 叶わないこの距離 想うことしかできなくて わずかに寄り添うことも できないこの流れ 祈ることしかできなくて これが ふたりが出逢うための 神様が与えた条件 キミの呼吸を探すように 息をひそめて傾ける ふたりを隔てる空と海 乗り越えて心結ぶための鍵 だからせめて風に託して 声をふるわせあふれる吐息 歌よ届けキミのところに だからせめて波に流して 胸をふるわせありったけの 想い響けキミのこころに 目一杯の気持ちをこめて うたうよ さいごまで
左耳に 仕舞い込んだ時間 記憶の海面 漂って 寄せて返して 繰り返し 大きく小さく 私を揺らす 触れずの指先 心をめくり 落ち合う場所を 必死に探す 駆け抜ける春風 時に激しく 溶けていきたい あなたを抱いて
小鳥のように 歌えたらいいけれど 歌えない私は 蛍のように 静かに黙ったまま 心に灯をともす 太陽みたいに 大っぴらに愛を伝えたいけれど そのかわり 小さな星になって 時々ちらちらと 想いを瞬かせる 闇に残した 刹那の微熱 儚いきらめきは どれほど あなたに 気づいて もらえるのでしょう
母は全てお見通しだった *読ませていただいたのはこちらです*
+ にちようびのあめ まるいしずく コロコロ 葉の上で転がる 土がうるおって 世界が息を吹き返す にちようびのキャンディ あまいしずく カラコロ 舌の上で転がす 口の中うるおって 心が息を吹き返す にちようびのあめ 電話のむこう囁く声 私をうるおし 愛しさがとけだしていく +
瀬戸かず吉さんに朗読していただきました(⁎˃ ꇴ ˂⁎)
https://stand.fm/episodes/65b5c97016d6a5c1c0710447 【縁側とーく③と ゆるっと朗読】 前半とーく、後半朗読
頬をかすめる冷たい風が 昨夜のキミの少し高くて かすれた声と重なる この手にあったぬくもりと 確かに触れたキミの髪 夜を掘り起こせば 胸の真ん中に穴があく 呼吸の仕方を忘れる程に 疼くカラダを風が抜ける 大切なものなんて そんなに多くないんだ 守りたいのはキミだけなんだ 記憶に散らばるキミの面影 ひとつひとつ拾いあつめて そこだけ熱く紅く 胸に焼きつく 秘密を抱いた貝のように 白く輝く冬の月 痛みと一緒に生まれたキセキ 涙が洗った真珠色 キミが欲しいよ いますぐ こ
窓の外は粉雪がちらついて 人知れず朝を白く染める 音もなく静かに降りつもり 柔らかく重ねられていく いつのまにか世界を包む あなたの優しさがそうだった ふるふる 粉雪降るあさに ふるふる ふと気づいたの 闇に触れた傷が ヒリヒリと痛まないように覆う 黙ったままの雪 朝陽が差したら 気づかれないまま消えていくかも知れないのに ふるふる 優しく降りおりる ふるふる 優しく降り続く いつのまにか私を包む あなたの優しさがそばにある
どんだけ喋るの🤣🤣🤣 朗読も少ししました(〃艸〃) https://stand.fm/episodes/65a331a292a53103ad2a723f