秘密の花園のヘッドドレスについて

Petit écrin étoile(プチエクランエトワール)のeriと申します。ハンドメイドでアクセサリーを製作しています。

今回は”秘密の花園”をイメージした2種類の形のヘッドドレスについて書きました。
子供の頃に何度も絵本を読み返したお話で、物心がまだついていなく、理解が難しいながらに心が温まるお話だと思って読んでいました。

色とりどりのお花が連なるレースが、まるで沢山のお花が咲き誇るお庭のようにヘッドドレス全体を華やかにしてくれたアイテムです。

両サイドにはソウタシエ(コード刺繡の技法)を使用したモチーフを飾っています。蔦に覆われた花園への入り口の扉を表現しました。

色展開はオフ白と生成の2色。白や生成りのコーデにはもちろん、色物やお花柄のお召し物、エプロンなどとあわせても素敵なヘッドドレスです。
着脱はクリップのタイプなので三つ編み等ヘアアレンジをしたうえでつけていただくのもとても可愛いのでおすすめです。

Mary ヘッドドレス

こちらはお嬢様をイメージしてお作りしています。
ボンネットのような形を控えめサイズのヘッドドレスに落とし込んだ形のアイテムです。
綿のレースを2種類使用して飾っています。フリルの形が異なるものを使用し、とても甘いシルエットになりました。
土台にはシャンタン地の上にシルクのオーガンジーを重ねることで、質感がナチュラルになりすぎず、綿レースとの調和をとることが出来ました。

オフ白

生成

センターラインに飾っているのは木馬社製のお花のレースです。お花の色はヘッドドレスのオフ白・生成りそれぞれにぴったり合う配列を抜き出して縫い付けています。

ソウタシエの飾りに使用したビーズはアクリル製の軽いものを使用しています。
ベーシックなデザインですが、アンティーク調のビーズを使用し、緑のコードと合わせることで秘密の花園の入り口とぴったりなイメージに仕上げることができました。

Marthaヘッドドレス

こちらはメイドさんのイメージで作っています。
綿レースは少し大きめのフリルのものを使用し、メイドさんのカチューシャのような形にしました。このレースの形が可愛くて、シリーズ内で一番最初に決まった材料です。
お花レースは小ぶりのサイズのものを使用し、土台もそれに合わせて細めにしました。

オフ白

生成

ソウタシエのモチーフはメアリーのものと同じく、アンティーク調のビーズを使用しています。
メアリーより小ぶりに作っていますが、きらっと輝くビーズをはわせるように付けています。
お話の中では、女中さんのマーサとの交流もメアリーを明るく変えていくきっかけのひとつとなっていたため、希望の光をイメージしてビーズを飾りました。

今回のヘッドドレスは私自身がお友達同士で色違いや形違いをつけて出かけても可愛いなと思って作ったシリーズです。
ソウタシエにはこの作品が初めての挑戦でしたが、とても楽しかったため、今後もっと作ってみたいと考えています。

お読みくださりありがとうございました。