感情についての説明

sex and the cityのドラマ版を半分聞き流しながらみている時間と

人生がどうなるのか不安がりながら友人と話す時間

君はきっと後者が好き

私はもれなく前者が好き


読み進めることがどうしてもできない本をカバンに忍ばせて歩くのと

本を読み終えたその瞬間にスマホを開いて、感想を乾燥した言葉でネットの海に放流すること

君は多分後者の方が価値があると思っていて

私は前者に理由のない快感を覚える


冷たい波に足を晒しながらクラゲを探す夜と

夕日が沈む瞬間と波の動きを同じ眼中に収める夕刻

君は後者にえも言われぬエモさを感じて

私は前者に共犯めいたフェチズムを感じる


そういうことなのだ
全てはそういうことで
君と私が人間的に違っていることと
君と私が概念的に似ていること
好きとか愛しているとか面倒だけれど
こういうことに関して、私は言葉を尽くすことができる
朝まででも、次の日もずっと


そういう感情で、君のことをみてる




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