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映画のワンシーンを踏む〜パールハーバー〜

映画のロケ地を訪れたことはありますか?

私がこれまで訪れた土地の中には、
大好きな映画の憧れの地がいくつかありました。

実際に訪れた場所とその映画、最初に感じたことを紹介していきます。ちなみに洋画が好きなのでわりと洋画に偏っています。映画の概要よりは感想メインで書いていきます。

今回はこちら!


1941年の真珠湾攻撃を舞台とした恋愛映画です。これを初めて映画館で見たとき私は13歳。3時間越えですが、あっという間だったと記憶しています。

映画の感想は恋愛シーンが情熱的で美しく描かれているので、子供ながらに大人になったら楽しそうに恋愛するんだわ素敵で楽しみ。なんて憧れを抱いたわけです。
現実はどうにもこうにも、あれは映画デスヨネって話。。。

あとは日本軍の描かれ方は初めての気付きをくれました。戦争って辛い事、被害にあった事、悲しい事そういうことばかり伝えてくるから、相手がどうなったかって考えるような教育ってお互いにあんまりしないんですよね。今はだいぶ変わってきてるかもしれないけど。

沖縄や広島ではこんなに大変な思いをしました。という事を学ぶ機会はたくさんあっても、
あの美しいパールハーバーがどうなったかって、そこにいた人たちがいきなり世界がひっくり返ったことなんてあんまり教えてもらえなかった。

戦争相手がこんな大変な思いをしたのでもう戦争はやめようねっていう教え方ではなくて、戦争したらこんなに恐ろしい事が起こったからもう戦争しませんよって教え方なんだと思います。

日本人だってあちら様からすればナニ考えてるかわからない恐ろしい兵隊ってなるなんて、考えたこと13歳の私にはなかった。


パールハーバーは実は2回は訪れているんですよね。初めては家族と。こんなに凄惨なことになっていただなんて、本当にショックでした。2回目は留学中にスイス人のお友達と。「ここに来て日本人としてはどんな気持ち?」って聞かれた時もショックでした。私を責めているわけではなく、ただ単に感想を聞いただけで、言葉に詰まった私を見て友人はごめん、今のは質問が悪かったと言ってくれました。でも私が日本人である以上はそうなるよねって思いました。悲しい気持ち以外ないです。

さて、パールハーバーを実際に訪れた時の感想がこちら!

•海の底に沈むアリゾナの上に立つ自分を哀しく感じた
とにかくアリゾナは感慨深いものがある、見えるので。
•海が泣いてるって感じた(本当だよ!)
•戦争は永遠
•戦艦初めて見たけどかっこよすぎ
•映画で見たシーンはほぼないけど、ここで確実にあの出来事が起こって、映画のようなドラマじゃなくとも、それぞれのドラマがあったんだと思いを馳せた。
•時代が違うから、アメリカ兵はそんなに沢山いないし、当たり前だけど色々現代的。これぞ映画とのギャップ。
•ただ安らかに眠ってほしいと願った

映画を好きになった理由は恋愛シーンが良かったから(三角関係はよくないが、まずレイフとイヴリンが恋に落ちるシーンがよかった。個人的には結末も良きと思いますけど。)ですが、戦争については多くの気付きをくれた映画でした。映画を見ても、実際に訪れても、心に触れるものがある作品と場所だと思います。

最後に今話題の戦争について、ちょっとだけ触れます。私は2019年にロシアを訪れたことがあります。滞在中にロシア政府についてや自分達の生活について激しく強く訴えるものがあった青年や、滞在中に遭遇したデモを忘れません。
国際問題を倫理的に問題なく上手に伝えることは出来ないので、あんまり大きなことは言えないけれど、人もモノも、美しいものを美しいと堂々と誰もが言える世界がくると嬉しいな思います。

(私はLINEトップ画やFBからロシアの思い出を一旦保留にした程度ですが、悲しいことは間違いない。)

毎日ニュース、新聞を見るたびに、心が痛みます。

War nourishes war.

1日も早く平穏をとりもどせますよう。
リメンバー、パールハーバー。

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